桂離宮
桂離宮は 京都市西部を流れる桂川の西岸 桂川大橋の袂にあります。
宮内庁「桂離宮への交通案内」
参観は無料ですが 三ヶ月前からの予約が必要です。
宮内庁 参観申し込み
宮内庁「桂離宮」施設案内
桂離宮 キリシタン灯籠その5
賞花亭から飛石伝いに下りる途中に「キリシタン灯籠 その5」があります。
竿石が深く埋められているので ふくらみが分かりにくかったのですが 宮内庁京都事務所に問い合わせると 「間違いなく織部灯籠です。」と教えていただきました。
山道を「く」の字型に下りる内側(左手)にありますので 角度を変えて二度見ることが出来ます。
「賞花亭」の周辺は 下図のような位置関係にあります。
桂離宮 土橋越しの古書院
小高い丘の上に建つ賞花亭から飛石伝いに下りると 土橋の向こうに古書院が見えますが この土橋は渡らずに園林堂に向かって左に進みます。
上の一枚目の写真 土橋の右奥に小さく写っているのが月見台下の舟着ですが 舟着が見えるのはこの場所からだけ というくらい見えにくい所です。
古書院の正面(東側)は池に面し 飛石伝いに下にある船着場に下りることができ そこから舟に乗ってアーチ型の土橋の下をくぐり 大小の島々や岸辺の景色をたのしむことも出来る造りになっています。
この土橋辺りからは池に浮かぶ二つの小島や それを繋ぐ橋 その向こうの池の水面や対岸の木々など 広く見通せるのですが 参観者は一列になって飛び石を歩いているので あまりゆっくりとは出来ません。
桂離宮 園林堂 おんりんどう
賞花亭の山裾にある園林堂は 本瓦葺宝形造三間の持仏堂で 西向きの正面にかかる扁額は 後水尾上皇の宸筆です。
その上には 菊の御紋章が飾られています。
当初は智仁親王の尊像を祀り 傍らに細川幽斎の画像がかけられていましたが 後には宮家代々のお位牌が祀られるようになり 現在は全て別に移されています。
園林堂前には両脇に大きな石灯籠が一対あり アーチ型の土橋が正面に架けられています。
園林堂の周囲には 正方形の切石が飛石として使われています。
堂前と土橋や手水鉢を繋ぐのには 45度回転したものが並べられています。
離宮内の土橋は幾つか渡ることが出来ますが 狭い上に欄干も無く 両脇は少し土を盛り上げて苔が貼られているだけですので スニーカーを履いていても足元が気になります。
昔のお公家さんたちは平気だったのでしょうか。
「園林堂」の周辺は 下図のような位置関係にあります。