桂離宮

桂離宮は 京都市西部を流れる桂川の西岸 桂川大橋の袂にあります。
  宮内庁「桂離宮への交通案内」

参観は無料ですが 三ヶ月前からの予約が必要です。
  宮内庁 参観申し込み
  宮内庁「桂離宮」施設案内

桂離宮 御幸道(みゆきみち)

京都 桂離宮 住吉の松
2012年5月31日

京都 桂離宮 月波楼
2012年4月26日

京都 桂離宮 御舟屋
2012年4月26日

庭への木戸をくぐり黒文字垣が途切れると 右手に「住吉の松(衝立松)」が見え その右手には低い生垣越しに「月波楼 げっぱろう」が見えますが 順路としては最後に見ることになっていて アーチ状の土橋を渡って御幸道を進みます。

土橋の北側は「玉水の掘」と呼ばれ 御舟屋があります。

京都 桂離宮 土橋と御舟屋
2013年10月1日

京都 桂離宮 松琴亭より望む住吉の松と土橋
2013年10月1日

京都 桂離宮 松琴亭より望む土橋
2013年6月3日

土橋の左手奥に見える屋根が「御舟屋」です。

松琴亭のお庭から眺めると 住吉の松の右に土橋が見えます。

御幸門から古書院御輿寄(おこしよせ)前の中門までの通路が 御幸道(みゆきみち)と呼ばれています。 青黒い小石を敷き詰めて粘土で突き固め やや中高に反りをつけて水はけを良くしてありますので 飛石と違って歩きやすくなっています。

京都 桂離宮 御幸道
2013年6月3日

京都 桂離宮 御幸道
2013年6月3日

京都 桂離宮 御幸道
2013年6月3日

両側を生垣で限った直線的な見通し線上に 土橋が少し斜めにひねって架けてあり 奥行きが一層深く見えるよう工夫されているようです。
上の三枚は 御幸門の手前から振り返って撮った写真です。

桂離宮 外腰掛裏山の石灯籠

外腰掛裏の石灯籠 御幸道より
2012年5月31日

外腰掛裏の石灯籠 御幸道より
2012年5月31日

外腰掛裏の石灯籠 外腰掛左手より
2012年5月31日

桂離宮で最初に見える石灯籠は 外腰掛の裏手左側にあります。

外腰掛左手からも見えます(三枚目の画像)が 御幸門に向かう途中(帰り道では左手)紅葉の馬場と御幸門の中ほど辺りの御幸道から 右手奥に遠く木立の中に見ることが出来ます。

木々の葉が落ちた冬季の方が 少しは見つけやすいかもしれません。
下の六枚は一月の写真です。

外腰掛裏の石灯籠 御幸道より
2013年1月31日

外腰掛裏の石灯籠 御幸道より
2013年1月31日

外腰掛裏の石灯籠 御幸道より
2013年1月31日

御幸道からは遠いので 木々の間を階段状に続く飛び石を目印に探すと その先に見えます。

外腰掛裏の石灯籠 外腰掛左手より
2013年1月31日

外腰掛裏の石灯籠 外腰掛左手より
2013年1月31日

外腰掛裏の石灯籠 外腰掛左手より
2013年1月31日

外腰掛からは足元が見えません。

外腰掛の左手に有る手水鉢の大きな前石に乗って 屋根越しに山手を見上げると 笠石や火袋を見ることが出来ます。

御幸道と外腰掛の周辺は 下図のような位置関係にあります。

外腰掛周辺 略図

桂離宮 紅葉の馬場

京都 桂離宮 紅葉の馬場
2013年 8月 16日

京都 桂離宮 紅葉の馬場
2013年 8月 16日

京都 桂離宮 紅葉の馬場
2013年 10月 1日

御幸道から分かれて紅葉山(右手)と蘇鉄山(左手)の間を池に向かう敷石道は 紅葉の馬場と呼ばれていて 後水尾上皇をお迎えするために御幸道と共に小石敷きにされましたが 以前は対岸の松琴亭前まで長い橋が架けられていたそうです。

一枚目の写真に見える竹の仕切りの左手は 蘇鉄山の前面にある外腰掛へ向かう飛石伝いの道になっています。

桂離宮 御幸門(みゆきもん)

京都 桂離宮 御幸門
2013年 10月 1日

京都 桂離宮 御幸門
2013年 10月 1日

京都 桂離宮 御幸門
2012年 4月 26日

庭への木戸をくぐり御幸道を真っ直ぐ進むと 左手に御幸門があります。
その50メートルほど先に御成門(表門)があり 中ほどまで進んだところで案内の方のご説明を受けることになります。
三枚の写真は何れも その辺りから撮ったものです。

御幸門の右手前に見える四角い石は 御輿を置くためのもので 「御輿石 オコシイシ」と呼ばれています。

桂離宮 御幸門
2014年2月21日

桂離宮 御幸門
2014年2月21日

桂離宮 御幸門
2012年5月31日

最初の御幸門は 後水尾上皇の御幸を迎えるために設けられたが その後失われ 現在の門は第七代家仁親王の時代に作られた形式 とのこと。
茅葺切妻屋根で 柱と桁にはアベマキの丸太が皮のまま使われていて 扉は割竹が並べられた軽い感じに仕上げられています。

アベマキは樹皮のコルク層が厚く ワインの栓に使われたことも有る とのこと。