桂離宮
桂離宮は 京都市西部を流れる桂川の西岸 桂川大橋の袂にあります。
宮内庁「桂離宮への交通案内」
参観は無料ですが 三ヶ月前からの予約が必要です。
宮内庁 参観申し込み
宮内庁「桂離宮」施設案内
桂離宮 桂垣(笹垣)
八条宮家の別荘として1615年頃創建され維持されてきた桂山荘が 明治16年(1883年)宮内省所管となり 桂離宮と称されることとなりました。
周囲にいかめしい塀もなく 堤防の道路沿いに竹の生垣が長く続き 一段下の河川敷には 上流の嵐山から木津に至る 全長45キロのサイクリングロードが続いています。
桂川に面する東側の竹垣は 離宮内の竹薮の竹を根のついたまま押し曲げて 緑の葉のある小枝を止めつけてあり 昔の記録には 「川端の笹垣」と記されているとか。
堤防上の道路から左に曲がると 御成門(表門)に続く「竹の穂垣」に変わり その角辺りから 笹垣の竹が内側の竹薮から曲げられている様子を見ることができます。
「笹垣」の作り方については 2013年の春に工事の様子を撮影できました。以下のリンクからどうぞ。
離宮内から見ると竹薮が長く続き その向こうに 笹垣の内側が僅かに見えます。
上の三枚の写真は 表門と御幸門の中ほどの位置からの撮影です。
桂離宮 竹の穂垣
東側の一般道から離宮敷地内に入ると砂利道が広がり 御成門(表門)に続く「竹の穂垣」に変わります。
御成門(表門)の前を通って左に曲がると 一般参観者の出入り口である通用門(黒御門)まで 美しい曲線を描く穂垣が続きます。
離宮内の眺めに並ぶ 見所の一つです。
通用門(黒御門)への通路の西側にはモミジが列植されていて 秋の紅葉はとても美しく また 季節によってはサクラやツバキの花を見ることもできます。
通用門(黒御門)へはもう一本 北側にある駐車場から入れる通路があり 二本の通路と一般道に囲まれた三角形の前庭には モミジや松など植えられていますが その部分に立ち入ることは出来ません。