桂離宮参観 その5
[ 桂離宮
]
月波楼の北面と東面には大きな掃き出し窓があり 紅葉山や松琴亭を眺めることができる。
掃き出し窓は「出入り口」という感じで 「窓」というイメージからは遠いのだけど やっぱり「窓」なのかな。
掃き出し窓の外側には 竹を並べた濡縁がある。
2012年には新しくされて白々と見えるが 三年たって 周囲と馴染んできた。
ここから眺める松琴亭は いつ見ても素晴らしい。
一の間の床の間には下地窓があり 内側に掛障子が掛けられていた。
付書院の窓は外側に雨仕舞の板戸が掛けられていた。
床の間の脇壁に下地窓を開けるのは 床に掛けた墨蹟に光を当てるために 古田織部が始めたようで 「織部窓」、「墨蹟窓」と呼ばれるらしい。
もう一か所 膳組所の水屋の床近くには 横に細長い下地窓が見える。
これで「窓」の撮影はおしまい と思っていたら 御輿寄の右側にも 窓があった。
連子窓のように見えるが 次回撮り直してみよう。
前庭の織部灯籠を眺めて・・・ また来月ね。
来月 忘れなければ 撮り残した「窓」を撮影してこよう。