桂離宮参観 その4
[ 桂離宮
]
笑意軒は 智忠親王時代に作られたもので 茶亭の中では一番大きく 窓も多い。
一の間の付書院窓は 新御殿上段の櫛形窓を思わせる形らしいが 残念ながら一の間を覗き見ることはできない。
左側は外から眺めることしかできないが 低い位置に横長の下地窓が見える辺りが 一の間らしい。
「笑意軒」の扁額の下に並ぶ六つの丸窓は「四季の窓」と呼ばれているが 下地の組み方がそれぞれ違えてある。
その奥の二の間には肘掛窓があり 腰壁には金箔とビロードの張付がある。
右手にある三の間には南北両面に連子窓があり 北面の窓の内側は膳組の間になっていて 竈と炉が見える。
北側の連子窓の上には下地窓もあり その下地は丸窓と同様 均一ではない。
南側の連子窓は掃き出しになっていて 植込みの向こうには水田が広がっている。
見ることのできる窓は全て撮ったが 一の間は見えず 建物の横や裏側は立ち入り禁止。
ちょっと残念。
中島の層塔や土橋など お庭の様子。
水面に映る景色を綺麗に撮りたいと思ったが・・・
雲が厚くて暗すぎたのかな。