桂離宮参観 その3
[ 桂離宮
]
峠の茶屋という趣向の賞花亭には 三方向に窓があり 風通し良く作られている。
お池の南側の小高い位置に 北向きに建てられていて 東側には横長の下地窓があり 座った方の顔のあたりに風が感じられそうな作りになっている。
奥の南側には竹の連子窓があり 背後の谷や水路を挟んだ対岸の外山の木々を眺めることができる。
連子窓の下にある水屋棚の右側の壁には 「窓」と呼ぶには大きすぎる下地窓があり 通風と採光が良さそうに見える。
ここまでは 下地窓と連子窓ばかりだったが 園林堂は持仏堂ということで 花頭窓が見える。
入口扉の左右に見えるのは連子窓。
お堂の裏側は 見忘れた。
立ち入り禁止でなければ 来月 撮影しよう。
先月の参観の折 形が変わっていて驚いた 松琴亭の織部灯籠。
何年か前までは 竿石が四角い柱のように見えていたのに・・・
撮影済み と安心していたら いつの間にか新しいものに変わっていたみたい。
「桂離宮」のファイルに入れている画像を見直してみると 2012年は崩れの目立つ竿石だったが 2013年の画像は遠目ながら 新しいものに入れ替わっているように見える。
今回ゆっくりと眺めたが 火袋、中台、竿石の角が綺麗すぎる。
何年かして 少し角が取れれば 味が出てくることだろう。