桂離宮参観 その2
今回の参観のテーマは 「窓」。
建築のことは分からないので ご説明を聞いていても お庭の景色ばかり眺めていたが、 いろんな窓があって それぞれ位置や形など工夫されている ということは感じていた。
石灯籠や手水鉢の撮影は済ませたので 今度は「窓」を撮ってみようかな というところ。
参観の順番通りに と思ったが 最初の窓は 外腰掛にある砂雪隠の窓。
装飾用のものとはいえ ちょっとどうかとも思ったが・・・
外腰掛の全景は以前の撮影。
人影の写りこまない写真は なかなか撮れない。
砂雪隠の窓は「下地窓 シタジマド」と呼ばれる作りで 土壁を塗り残して壁下地の竹を見せた形。
周囲の土壁の下地と同じで そのままなのかもしれない。
素朴な形に見えるが どうなのかな。
次は 松琴亭 茶室の窓。
こちらの茶室は「俗に遠州好八つ窓の囲と伝えられているように文字通り八つの窓をもっている。」と写真集の解説には書かれているが 八つも窓は見えない。
躙り口の上に連子窓と下地窓、連子窓の右の壁に下地窓。
もう一つ 連子窓左に見えるのも窓かもしれない。
茶室の床の間の左手にあたる壁なので「墨蹟窓 ボクセキマド」と呼ばれるもので 外側に雨仕舞の板戸が掛けられているみたい。
来月の参観の折に 確かめてみよう。
躙り口から覗き込んで撮影すると 正面に窓が二つ。
もう一つ 二の間の違い棚の下部にひょうたん型(?)の下地窓。
部屋の奥になる手前座に光を入れるように 工夫されている。
これで七つ。 もう一つは?
ネットで調べてみると 手前座の天井辺りに 窓があるらしい。
来月は フラッシュを使って撮影してみよう。
二の間には にひょうたん型(?)の下地窓が二か所。
違い棚の下部と軒下。
違い棚の奥の壁に下地窓というのは 不思議な眺めに思えるが・・・
窓ばかり撮っていても あまりよくわからないので お庭も撮影。
木々の緑の美しさは わかりやすい。
見所の多い桂離宮が 近くにあって本当にうれしい。