桂離宮参観 その4
[ 桂離宮
]
月波楼の手前からは 住吉の松の向こうに 冬支度のソテツ山が見えた。
月波楼では 屋根裏を撮りたいと思っていた。
天井が張られずに 化粧屋根裏を見せているのは 広々と明るく見せるため とか。
土間の上り口上方に掲げられているのは 近くの御霊社にあった唐船の絵馬額 とのこと。
かすかに 船の形が見える ような気がする。
広い土間の左手には 膳組の板間があり 竈や吊戸棚が見える。
西側に張り出した水屋の床近くには 横に細長い下地窓が切られていて 棚板が添えてあり 左右には隅棚が付けられている。
月波楼から御輿寄の「真の延段」を踏み 中門をくぐれば 参観コースも終わりが近い。
出口近くの黒文字垣の反対側にある土塀も撮影。
名残惜しいけど・・・ また来月。