桂離宮 2014年1月15日
[ 桂離宮
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下のパネル 一枚目は 古書院 囲炉裏の間。
十畳の部屋に一畳分の大きな炉が切ってある。
杉戸の絵は 諫鼓(カンコ)と鶏。
この部屋に面する建具は 飛び火にそなえて全て板戸になっている。
「防火のために板戸」というのは 現代では考えられないが 障子や襖よりは燃えにくい ということなのかな。
二枚目と三枚目は 中書院。
違い棚と床の間が見えるのが 一の間。
貼付などの絵は 狩野探幽の筆による山水。
二の間は 狩野尚信による 七賢人。
三の間は 狩野安信による 雪景色。
下のパネル 一枚目は 楽器の間 広縁。
広庭で行われる蹴鞠などの 観覧席に使われたらしい。
二枚目は 新御殿の縁側。
広縁の半分は畳敷きで 外側半分は板張り。
三枚目は 「月字形の引手」。
桂離宮の写真集には 必ず載っている有名なもの。
下の三枚は 新御殿 上段の間。
ここに 「 天下の三棚」の一つに数えられる「桂棚」がある。
あとの二つは 修学院離宮の「霞棚」と 醍醐寺三宝院の「醍醐棚」。
修学院離宮の霞棚は 庭先から拝見できて撮影も出来たけど 桂離宮の書院群には上がれない。
建築のことはわからないので 建物内部を拝見したいとは思わないが 月見台から見える庭の様子は 一度でいいから見てみたい。