京都御所 参観 その2
京都御所 御内庭 ごないてい
御内庭(ごないてい)と呼ばれる御常御殿(おつねごてん)の前庭は 御池庭の大きな池からの流れが繋がっている。
入るとすぐに見える大きな岩の山の左上には 金物のように見える灯籠があり その左下には石灯籠も見えた。
御内庭の流れには いくつかの橋が架かっているが 一番南側にある土橋は修学院離宮の手斧削りの土橋に似ているように見えた。
土橋を渡った対岸には 木の切り株に傘のように見える小さな屋根を乗せたようなものが見えたが・・・
あれは 何かしら。
流れの岸辺には州浜や御船着きがあり 大きな一枚石の橋も見えた。
対岸の植え込みには 背の高い金物の灯籠が見えた。
石橋と土橋の間に 背の高い金物らしい灯籠が見えた。
一枚石の橋の北には 二枚の切石の橋が架かっていて その手前左側に 何とも可愛い石灯籠が置かれていた。
1メートルも無いようなミニサイズだけど 姿が良く 笠石の古びた様子が素晴らしい。
最後に良いものを拝見できて 嬉しかった。
参観を終え 御門を出て 御所の鬼門にある「猿が辻」へ向かう。
京都御所 猿が辻
四角い御所の築地塀が 鬼門とされる北東角だけ少し欠けている。
その左側(東向きの方)の屋根裏に 日吉山王社の神のお使いの猿が祀られている。
烏帽子をかぶり 白い御幣をかつぎ 右を向いている猿の姿が 金網越しに見えた。
屋根の上には 菊の花の飾り瓦が載っていた。
京都御所 祐井(さちのい)
祐宮(さちのみや)と称された明治天皇が誕生なさった中山邸跡に残る 井戸。
この井戸の近くで採集されて 「祐之井椿 サチノイツバキ」と名付けられたツバキがあるので 辺りを探したが ツバキの木は何本も有ったが花は見えなかった。