予報では雨だったが 朝には止んでいた。
傘を差しながらでは撮影ができないだろうと心配していたけど・・・ よかった~
薄暗い曇り空で 時折 霧雨も降ってきたが デジカメをかばいながら 一応 撮影できた。
清所門(せいしょもん)で参観許可証を見せて御所内に入り 受付で身分証明書を見せて参観者休所へ向かう途中 立派な御門から見えたのは 御三間(おみま)と御常御殿(おつねごてん)かしら。
手前の広い場所には 以前 御台所が建っていたらしい。
京都御所 宜秋門・御車寄
宜秋門(ぎしゅうもん)は正式に参内する者が入る門で 御車寄(おくるまよせ)から御殿に上がり 隣の諸大夫の間(しょだいぶのま)で控えることになる。
諸大夫の間は三つに分けられていて それぞれの襖絵に因んで 「桜の間」「鶴の間」「虎の間」と呼ばれている。
京都御所 諸大夫の間
御車寄は牛車用 新御車寄は自動車用の お玄関。
京都御所 新御車寄・建礼門
京都御所 月華門(げっかもん)と日華門(にっかもん)
新御車寄の東にある紫宸殿(ししんでん)を囲む回廊や御門の柱は朱塗りで 他の建物とは全く違っている。
南庭(だんてい)と呼ばれる白砂の広い庭の西にある月華門(げっかもん)の向こうに見えるのは 東側の御門で日華門(にっかもん)と呼ばれている。
建礼門(けんれいもん)は御所の正門であり 天皇さんや国賓にしか開かれない。
京都御所 紫宸殿
朱塗りの承明門(じょうめいもん)越しに遠く見える紫宸殿(ししんでん)の左手には 右近の橘。
残念ながら 寒さよけに囲われていた。
右手には 左近の桜。 昔は 梅が植えられていたらしい。
京都御所 紫宸殿
紫宸殿は遠すぎて 私のデジカメでは撮影が難しかったが 十八段の階段の上には 奥の方に高御座(たかみくら 天皇の御座)と御帳台(みちょうだい 皇后の御座)が置かれている。
京都御所 清涼殿 せいりょうでん
御常御殿(おつねごてん)が建てられるまで 清涼殿(せいりょうでん)が天皇さんの日常の御生活の場とされていた。
母屋の奥には御帳台が置かれ その前で獅子と狛犬が守っている。
向かって左に「漢竹 かわたけ」 右に「呉竹 くれたけ」が植えられている。
京都御所 御池庭 おいけにわ
小御所(こごしょ)と御学問所(おがくもんじょ)の東に広がるお庭は 御池庭(おいけにわ)と呼ばれる回遊式庭園。
苑路に立ち入ることは出来ないので 奥の方が見えなくて 残念。
手前の州浜から御舟着きへの飛石が伸び 右手には「欅橋 けやきばし」と呼ばれる橋があり 中島の左手には 石造りのように見える橋がある。
京都御所 御池庭 置灯籠
欅橋の手前左側の水辺近くに 小さな置灯籠が見えた。
火袋の窓は 丸と三日月。
ただ 見る角度を変えると 自然な石の上に置かれているのではなく 低い台のように作られた石が見えた。
京都御所 御池庭 中島の石灯籠
中島には 宝珠の形が印象的な石灯籠。
中島と石橋の間には 小さな滝が見えた。
京都御所 御池庭 石灯籠
石橋の間の島にも石灯籠が見えたが 遠くて木の影になっていて 全体の姿は撮れなかった。
欅橋を渡った所には 背の高い石灯籠が見えた。
京都御所 御池庭 石灯籠
更に探すと 欅橋の手前右側にも 背の高い石灯籠。
石灯籠ばかり探していて 小御所と御学問所のご説明は聞き逃し 撮影も出来なかった。