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西国第4番札所 槇尾山 施福寺

施福寺 施福寺 施福寺

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日


二回目のバスツアーに参加。
今回は 2番、3番、4番の三箇所を廻るツアーで 京都からは二台のバスで出発。
相席の方はどんな方かと思っていたら 一人参加は一人掛けでゆったりと座れた。

話し相手がいないと退屈だろうと 本を持ってこなかったことを後悔していたら 京都駅から乗り込まれた隣の列の方が 前回の女の方以上にたのしい話好きの男の方。
巡拝ツアーに何度も参加されている詳しい方で いろんなことを教えていただいて 退屈することも無く 山登りの疲れも癒されて 有り難かった。
33箇所だけでなく 「神仏霊場巡拝」という150箇所の社寺を廻るのもなさっていて 巡拝のたのしさを熱く語られていた。 「信仰・健康・観光」の三つの楽しみがある とのこと。
ツバキの世界も奥が深いと感じていたが こちらの世界もなかなかディープ。

興味深いお話を伺ったり 前回同様 先達さんと「般若心経」などの練習をしながら 退屈することも無く  最初のお寺 難所の一つと言われる「施福寺」に到着。
藤の花に迎えられて参道へ進むと 道が徐々に急になる。


施福寺 施福寺 施福寺

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日

西国第4番札所 槇尾山 施福寺
2010年 5月 10日


足元を見つめながら上ること10分ほど 真っ赤な石楠花の花に目を上げると「仁王門」が見える。
やれやれと思っても そこは三分の一 と バスの中で教えてもらった。
私のパワーは半分以上減ってしまっていたけれど・・・

仁王門の柵に小さなわらじが掛けられているのも 上りにはチラッと見ただけで 撮影は下りの時。
門をくぐると急な自然石の石段が延々と続く。
もうやめて帰りたい! と思ったが 同年輩や年上の方々が頑張って上られているのに そんな意気地の無いことは言えない。

納経帖も 一人一冊だけは添乗員さんがまとめて持って上がってご朱印をいただいて下さるのだけど 私は両親の代参で二冊持ってきた。 一冊だけは私が持ち上がって ご朱印も自分でいただかなければならない。
絶対に途中では引き返せない。

降り出した雨の中 左手に傘 右手に杖を持ち 意気地の無い自分と心の中で戦いながら やっとの思いで本堂にたどりついた。
お線香とおローソクを供えて 皆で「般若心経」などを唱える。
本を見ながらだけど 少し慣れた。

上がる時には途中で倒れるかと思った石段も 下りは足も軽く気持ちも軽く 山の空気は爽やかで心地よい。 苦労して上ると こういう「ごほうび」がいただけるのね。
お参りや山登りがたのしい なんて私には考えられない と思っていたが 少しは理解できた。
でも こんなしんどいお寺は一度でたくさん。 十分すぎるほど堪能させていただきました。