京都府立植物園の石灯籠
[ 京都府立植物園
]
「京大植物園観察会」は一時間足らずで終わったので 京都府立植物園へツバキを見に行った。
歩き疲れて一休みしようと 水琴窟の傍にある東屋に行ってみると 古い石灯籠が三つもあった。
「水琴窟」の案内板は何度も見ていたが 新しい物のように思えて 見に行ったことがなかった。
古井戸のように見える物の脇にあるのは 織部灯籠のように見えた。
竿石には左右のふくらみが無いが 桂離宮の松琴亭にもそのような織部灯籠があった。
石造りの円筒状のものは井戸枠なのかしら。
中にはモーターのようなものが見えて 今でも水を汲み上げているのかもしれない。
「水琴窟」の脇に立つ石灯籠も古い感じに見えた。
上は春日型のようだが 竿石の形が変わっている。
サイズも小さめで 蹲踞の手元を照らすには程よい高さなのかもしれない。
東屋の脇に立つ石灯籠は普通の春日型のようだが 上下のバランスが違うように見える。
火袋の背が高いので 竿石が短く見える。
それぞれ趣があり古いもののように見えたが 詳しいことが分からない。
今度は石灯籠をゆっくりと見るために 植物園に出かけよう。