京都府 八幡市立松花堂庭園
昨夜 ツバキ展の日程を調べようと「松花堂庭園」のホームページを拝見すると 「惺惺翁 セイセイオウ」が咲いている と書かれていた。
ツバキ展の時しか行ったことが無くて 時期が合わなくて見たことが無い。
ぜひとも 行かなければ! ということで 今日お昼すぎに出かけた。
松花堂にはツバキだけでなく織部灯籠もあり ボランティアの案内の方に興味深いお話をいろいろ聞かせていただけた。
ただ一つ残念なのは 門の向こうの「内園」は撮影禁止。
右手にある椿園は自由に撮影できるので ゆっくりと時間をかけて精一杯丁寧に撮ってきた。
門を入ってすぐ左手に腰掛があり その前に織部灯籠がある。
「梅隠」の織部灯籠は古い物のようには見えなかったが 内園の二つの織部灯籠はその時代の物のように見えた。
腰掛は直線のベンチ型が普通だが こちらはL字型。 考案は古田織部とのこと。
草庵茶室「松花堂」には 松花堂昭乗(1582-1639)直筆の「松花堂」の扁額があり 「堂」の左右の点など「鳩」の姿が何箇所か見える とのこと。
元は石清水八幡宮の境内にあったので 八幡さんのお使いである「鳩」の姿にされた とか。
「松花堂」の「花」が 桂離宮の「賞花亭」の扁額の「花」と同じ形に書かれているのも興味深かった。
書院前の庭への通路には「昭乗椿 ショウジョウツバキ」が二本咲いていた。
紅色 一重 筒咲き 筒しべ 中輪 というところかしら。
書院前の軒下近くに もう一つの織部灯籠があり 他にも「砧の手水鉢」や石橋、珍しい形の石灯籠や五重の層塔など いろいろ詳しく説明していただいたが とても書ききれない。