ツバキ 炉開き (ロビラキ)
今年も「炉開き」が一番の開花。
チャ(茶)とユキツバキの自然交配とのことで 花も葉も お茶に似ている。
今朝も涼しくて 朝起きるのが心地よく 庭や鉢物を見て回ると 可愛いピンクの花を見つけた。
去年は 9月15日に咲いているので 今年は長く暑かった夏のせいで 遅れたのかもしれない。
他のツバキは まだ蕾が固いようだけど 次に咲くのは どれかしら。
たのしみの多い季節が始まって うれしい。
今年も「炉開き」が一番の開花。
チャ(茶)とユキツバキの自然交配とのことで 花も葉も お茶に似ている。
今朝も涼しくて 朝起きるのが心地よく 庭や鉢物を見て回ると 可愛いピンクの花を見つけた。
去年は 9月15日に咲いているので 今年は長く暑かった夏のせいで 遅れたのかもしれない。
他のツバキは まだ蕾が固いようだけど 次に咲くのは どれかしら。
たのしみの多い季節が始まって うれしい。
早咲きのツバキ 「西王母」 もう少し。
秋に咲いてくれるツバキは うれしい。
日差しは夏のようだけど さすがに夜は涼しくなってきた。
固く見えていた蕾が 急に色付いてきて ほころびはじめた。 もう少し。
筒咲きの品種なので これくらいで満開なのかもしれない。
曇り空で肌寒い日だったが 庭仕事には快適。
ハボタン 紅かもめ と 白かもめ の本葉が見えてきたので 連結ポットとケースに移植。 茎が伸びすぎていたので 深植え気味に植える。
溜まっていた古土をフルイにかける。 湿りが残っていて重く 腕が疲れた。
アバウトのファイルの続きをしたかったが 眠くなってきた。
中輪のはずなのに 極小輪の炉開きと同じくらいの花が咲いた。
唐子弁がモコモコとして可愛い。
ホームセンターのチラシが入って ポット苗が沢山入荷したとのこと。
タネまきしたパンジーが なかなか大きくならないので プランター2つ分だけ買ってきた。 タネをまくと沢山育ちすぎるノースポールも買おうと思ったら 「スノーランド」が有ったので プランター1つ分 買ってきた。
パンジーは小さいが スノーランドには蕾が見えるので もうすぐ咲いてくれるだろう。
月下美人の蕾が 大きくふくらんできた。 おじいさんの予想では 明日夜に咲く らしい。 4つの鉢に 40ほどの蕾。
反対側には 大菊の鉢が並んでいる。 昨日 スダレを使って屋根や囲いを作っていたおじいさんは 「いよいよ 菊の季節ですね。」とか 「月下美人は何時ごろ咲きますか?」とか いろいろ声をかけられて ご機嫌。
今日も お寺さんに 「今年の菊は 背丈が揃いましたね。」と褒められて うれしそう。
また 来年も がんばってください。
蕾は白く 昨日開き始めても白無地に見えたが 内側の花びらに紅縦絞りが入っていた。
蕾の大きさでは「太神楽」の半分ほどしかなかったのに 先に咲いた。
「太神楽」は どれほど大きな花が咲くのか とてもたのしみ。
長く待たされたが 期待通りの華やかさ。
中心部は 波打つ花びらと散りしべが入り混じって 盛り上がるような感じ。
本当は ワビスケ系の小輪が好みだけど こういう賑やかな花も好き。
二条城では 「星飛 (照日)」という名札が下がっていたが 別名の多い品種らしく 京都 長福寺では 「石橋(しゃっきょう)」 と呼ばれているとか。
11日にほころびはじめた蕾が 昨日は 今にも開きそうだった。
「秋の山」は 二輪目が咲いたので 並んで撮影。
かなり大きさが違う。
ほのかに甘い香りがある。
二年前に買った苗が ようやく花を見せてくれた。
花びらの縁が丸まっているのは 水が足らなかったのかしら。 水を切らした覚えはないので 根の調子が良くないのかもしれない。
品種リストには「中輪」と書かれているが かなり小さい。
しっかり根付けば 本来の花が咲いてくれるのかしら・・・
Camellia rusticana 'Shibori-chôji'
Description Page in ICS Web Camellia Register
ICS Web Camellia Register
紅色地 白斑入り 唐子~牡丹咲き 小~中輪
ユキツバキ系
新潟県西蒲原郡の民家の栽培種から選抜された品種
昨年買った小苗に 初めての花が咲いた。
唐子弁にも白斑が入っていて 花芯が華やか。
「丁子」 か 「丁字」 か 迷った。
チョウジ(クローブ)のことだけど 辞書には「丁子」と出ていた。
でも Clove はクギを意味するラテン語 Clavus が語源で 日本でも「釘」の字から名付けられたようなので 「丁字」が相応しいのかもしれない。
世界共通してクギのように見えるのは チョウジの開花寸前の蕾を乾燥させたもの。
もっと開くのかと待っていたが 昨日と同じ。
本にもネットにも資料が見つからなくて よく分からない品種。
晴れたので 庭掃除のあと水遣り。
植え広げたままだったパンジーのタネまき苗を ポット上げ。
よく見ると蕾のある苗もあり 大きめの苗を10本 プランターに植える。
「祝の盃」の花が落ちる前に 並べて撮影。
左から 「祝の盃」 「絞丁字」 「炉開き」 「花野」
「炉開き」は 次々と咲いている。 右上の「花野」と比べると かなり小さな花。
先日買った苗についていた蕾が開き始めた。
この 「紅妙蓮寺」は 京都の妙蓮寺とは無関係の愛知原産で 古くは「明蓮寺」と呼ばれていて 後に改名されたもの。
まだ咲き始めたばかりで もう少し開くのかもしれない。
ずいぶん昔に買ったツバキで 品種名は不明。
ピンクの花びらは厚みがあり 一枚が大きいので重なりが深い。
抱え咲きと言うのか 椀咲きと言うのか ふっくらとした花形。
中輪よりも大きい感じ。
咲いているツバキを並べて撮影。
高さを揃えるため 台や鉢に乗せて並べた。
左から 白ト伴、紅妙蓮寺、参平椿、(ピンク 1)。
紅妙蓮寺とピンクの品種名不明椿は ちょっと開きすぎ。
参平椿は 開き始めたところ。
白ト伴は 次々と咲いているが どの花も小さめ。
しっかりと開いたが 開きすぎかもしれない。
参平椿
こちらは 開き始めたばかり。
小さく作ろうと思って 盆栽鉢に植えているが 幹は太らず 枝も不恰好なので 普通の鉢に植え替えようかと思っている。
昨年買った小苗の 初めての花。
白に近い極淡桃色で 本当に極小輪。 ユキツバキ系。
遅くに咲く花ほど 桃色が濃くなるらしい。
蕾が沢山つきすぎたので 半分ほどに減らしたが 花つきが極めて良い品種のようで 木に群れる「桃色の雀」のよう・・・から 命名されたとか。
今日買ってきた 紅小雀 が 大きく見える。
紅小雀
紅、一重、ラッパ咲、筒しべ、小輪、晩秋咲
咲いているツバキを並べて撮影。
高さを揃えるため 台や鉢に乗せて並べた。
左から 秋の山、桃雀、紅小雀、参平椿。
買った苗に付いていた紅小雀の花は ちょっと開きすぎ。
蕾がふくらんでいるので それが開いたら 撮り直そう。
内側の花びらが一枚 全体が紅色。 紅縦絞りのはずなのに・・・
紅小雀
花の咲いている苗を買ったが 開きすぎのような気がする。
年末に買った苗の蕾が開いた。
買った時に咲いていた花は 少し開きすぎて花びらが傷んでいたが 風に当てないように部屋に置いていたので 今度の花は綺麗。
でも やっぱり 桃雀より大きな花。
今年の花も ぼんやりした白斑が入っている。
「一子侘助は紅無地の花」 ということを知らなかったので 葉に斑が入っていた株を買ってしまった。
名札には 白斑入りの花の写真がついていたので 斑入りの葉を見ても ためらうことなく買ってしまった。
ひどく後悔したので その後は 買う前に名前をメモして帰り 本やネットで花の様子を確かめてから 買いに行くようにしている。
寒さに弱い「金花茶」の交配種なので クンシランやシンビジウムと同じくらいの温度が必要かと思い 部屋に取り込んでいた。
綺麗に咲いて 撮影も済ませたので 昼間だけ外の棚に飾るようにした。
淡い黄色の花は美しく 小さかった苗も8年経って大きく育ち 小枝の数も増え蕾も沢山ついているので ツバキを並べた棚の中でも ひときわ目立っている。
ちょっと開きすぎたような感じで 花形が平らに見える。
もう一つの花は 開き始めたばかり。
花芯は唐子弁に混じって わずかに雄しべの黄色も見える。
このツバキは 2003年の春に富山のツバキ園や親戚の庭などから貰ってきた小枝を挿したもので 品種名は不明でも 私にとっては思い出の花。
二年前に咲いた初花は 今年の花と少し違って見えるのは どうしてなのかしら。
二年経って それなりに育って葉の枚数も増えたので 今年の花が本来の姿なのかもしれない。
次の画像は 昨夜 部屋で撮ったもの。
昨日は いい感じに開いていたのに 雨が降り続いて 外では撮れなかったのが ちょっと残念。
名前の割りに咲くのが遅いと 毎日 蕾の様子を見ていたのに 下の小枝の葉の陰で こんなに傷んで開き始めるまで そこに蕾が有ることに気付かなかった。
ごめんね。
まだ幾つか蕾が残っているので 必ず綺麗な花を撮ってあげるからね。
先月に買ったばかりの小苗。 その時に咲いていた花は 傷みが見えたので取り除いた。
残った二つの蕾が 片方は開き もう一つは半開。
葯が退化して白く見えるので 濃い紅色との対比が美しい。
資料では「小輪」になっているが かなり小さい。
「太神楽」と並べると 直径比三分の一くらい。
ロゼフローラ(Camellia rosaeflora)の実生から生まれた品種のようで そういえば 霊鑑寺さんで拝見したロゼフローラに似た可愛い花。
甘い香りがあるのも 一緒。
花つきは良いようで 節々に二つ三つ蕾がついている。
枝が細いので 少し枝垂れ気味。
沙夜香侘助と同じくらいのサイズで 太神楽と並ぶと 本当に小さい。
「玉の浦」の実生から生まれた品種。
「玉の浦」より花は大きく 花びらの数が多い。 資料には 八重 と書かれているが 少し枚数が少ないように見える。
木が大きく育てば 枚数も増えるのかしら。
明るい花色と白覆輪のコントラストが美しく サイズも大きめで とても華やかな雰囲気の花。
「秋の山」に似ているが 花は大きく 紅縦絞りが少ない。
樹が大きくなると 白無地花や赤無地花が咲くらしい。
この花も白無地に見えたが よく見ると うっすらと細い紅縦絞りが入っている。
一ヶ月前に咲いた花は傷んでいたので 今度の蕾は冷たい風や雨にも雪にも当てないように 大切に部屋の中で咲かせた。
年によって白覆輪が広かったり狭かったりするが 今年の花は はっきりとして綺麗。
朝の雪が止んで 晴れてきたので 撮影できた。
昼過ぎには雨が降り出して 風も強く ものすごく寒い。
Camellia hybrid 'Kôhi'
C. japonica 'Hishikaraito' x Camellia lutchuensis
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淡桃色 重ねの少ない八重咲き 割りしべ 極小輪 多花性 有香
「菱唐糸」とヒメサザンカ(Camellia lutchuensis)の交配で生まれた品種で 香りがある。
花つきは良いようで ヒメサザンカのように節々に蕾がついている。
ロゼフローラ(Camellia rosaeflora)の実生から生まれた「呂香」に似た色合いだけど 花びらの数は多く サイズも少し大きめ。
昨年いただいた苗が 今年も綺麗に咲いた。
昨年の花よりも 花色が濃いような気がする。
立体感のある蓮華咲きの花は かなり大きめで 香妃や呂香と並ぶと二倍から三倍くらい有りそう。
庭植えのツバキが やっと咲き始めた。
この花は 年によって無地だったり 白い筋のようなものが入ったりして 安定しない感じ。
無地花の方が すっきりとして綺麗に見えるのだけれど。
11日には花びらに白い筋が見えていたが 内側の花びらは無地だった。
順に小さくなっている花びらの並び方も整っていて 綺麗に見えるが 名前の分からないことだけが 残念。
11日の うす紅 2
長崎県産の野生ヤブツバキから選抜された品種。
真っ赤な花びらと白い花糸、黄色い葯がくっきりと美しい。
「赤寺」という名は 原木のある崇福寺(通称:赤寺)に由来する とのこと。
植物園で見た花が素敵だったので 園芸店で花付きの苗を買ってきた。
いくつも咲いた跡が見えるので 花つきは良さそう。
とても小さな花で 「小輪」とされている「赤寺」と並ぶと 半分も無い感じ。
本当に 可愛い。
昨日の雨で 花びらが傷んでしまっただろうと思っていたが 上枝の葉が雨を避けてくれたのか 更に咲き進んで 花びらの数が増えていた。
真上から見ると 内側から外に向かって 風車のように花びらが並んでいる。
初嵐 白玉 との見分け方を調べると 嵯峨の蕾は尖り 白玉の蕾は丸い。
嵯峨は 咲き始めが移り白。 花型が ラッパ咲き。
この「初嵐」は 花色が純白ではなく 蕾が尖っている。
ということで 「初嵐 嵯峨」 なのでしょう。
後から開き始めた「加茂本阿弥」の方が早く開き サイズも大きい。
「初嵐 嵯峨」は 筒咲きの状態が長持ちするようで 切り花にしても長くたのしめそうな品種。
「窓の月」という別名で呼ばれることもあるらしい。
「中輪」とされているが 「初嵐 嵯峨」と比べると 花も葉も随分大きい。
真ん丸の蕾の先から 薄緑色の雌しべを覗かせている。
蕾がほころび始めてから開くまでの速度は初嵐より かなり速かった。
染色体が普通より多い三倍体なので 種子は出来にくい品種らしい。
「春曙紅」の自然実生から生まれた品種。
冬に咲く花は「底白」が際立ち 春に咲く花はぼやけるようで 開花が遅れた今年の花は 白さが見えない。
同じく「春曙紅」の自然実生から生まれた「桃太郎」は 底白が広く見える。
庭のツバキ (うす紅 2)に 一輪だけ白地の花が開き始めた。
二十年以上見ているのに こんな花が咲くのは初めて。
枝変わり? この花色が固定すれば 新品種? ちょっと嬉しい。
もっと嬉しいのは この花の名前の見当が付いたこと。
花びらの並び方が風車に似ていると思っていたら 「風車 カザグルマ」という品種が有ることがわかり ネットで見た画像が そっくり。
花びらの真ん中に白い筋が有るのも 同じ。
新潟の椿園 椿華園さんの説明では 「淡桃色、千重咲き、中輪、渦巻状咲き」と書かれている。
いつも拝見している「日本のツバキ品種リスト」の説明には 「紅、千重、ラセン状列弁咲、中輪」と書かれていた。
どちらも 白い筋については触れられてないが 椿華園さんの画像には 外側の花びらに白い筋が見える。
本やネットで調べても よくわからなかった。
「クレナイツキ」という読み方や 「ベニツキ」という読み方が ネットには有った。
私は最初 「コウゲツ」と読むのかと思ったが 「光月 コウゲツ」という品種があった。
椿華園さんの説明書きには 「鮮紅色、八重蓮華咲き、小輪」とあり 「日本のツバキ品種リスト」の説明には 「光月 : 紅、一重、筒咲、筒しべ、中輪」と書かれていた。
この花は 「鮮紅色、八重蓮華咲き、小輪」に見えるが 結局 よくわからない。
ホームセンターで買った苗には 「縞千鳥」という名札がついていた。
でも 本やネットで調べると 「縞千鳥」という花は この花とは形が違っていた。
ネットで幾つか見た花とは 白斑の感じも 花芯の様子も 違っている。
綺麗な花なのに・・・困りました・・・
「日光」と揃って咲き始めた。
今年の「月光」の一輪には 外弁に白斑が入っている。
旗弁には紅色が混じっているし・・・くっきりとした紅白の対比が美しい花なのに ちょっと残念。
Camellia japonica 'Kasenzan'
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淡桃色 一重 猪口咲き 筒しべ 小輪
筒しべの色も形も美しく 葉も小さくて 小輪の花との調和が良い。
別名:不昧光 は 松江の大名茶人 松平不昧公に因む。
3月22日に京都府立植物園のツバキ展に行った時 会場の前の即売所で買い求めた苗の 蕾が開いた。
島根県宍道湖北岸の野生ヤブツバキから選ばれた品種。
丸みの有る純白の花びらと 引き締まった花芯が美しい。
「雪舟」という名は 島根に生まれた画僧 雪舟に因む。
Camellia japonica 'Sesshû'
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白色 一重 筒咲き 筒しべ 小~中輪
島根県宍道湖北岸の野生ヤブツバキから選ばれた品種。
東海(トウカイ) と ヒメサザンカの交配で生まれた 香りのあるツバキ。
東海 : 紅、一重、筒・ラッパ咲、閉芯、中輪
節々に幾つもの蕾がついて 小さな花が並んで咲く。
でも 一年前に買ったばかりなので 半分ほど蕾を摘み取った。
たくさんの花びらが重なり その間に隙間があるので 立体感のある美しい花型。
別名の「大隈直 おおすみのあたい」は 古代 志布志湾沿岸を根拠地に勢力を振るっていた隼人の名前に由来する。
たっぷりと大きな花で 花仙山が一層小さく見える。
Camellia japonica 'Masayoshi'
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濃紅色地 大小の白斑入り 八重 蓮華咲き 筒しべ 大輪
東山植物園ツバキ展の「ドンケラリー Donckelarii 」
「正義 マサヨシ」の接木苗をシーボルトがベルギーに持ち帰り ドンケラリー氏がヨーロッパに普及させ 数多くの名花の親となった。
よく実を結ぶ とのこと。
Camellia rusticana 'Kasugayama'
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紅色地 白斑入り 八重 牡丹咲き 割しべ 大輪
バラのような蕾が開くと しばらくは中心の花びらが固まって宝珠を作り それが開くと 雄しべが見えてくる
正義と同じ白斑入りの華やかな大輪だが 斑の入り方が違い 花芯の様子が違う。
買ったばかりの小苗の 新芽かと思っていた蕾が開いた。
苗が小さいからなのか 極々小輪。
たっぷりと大きな「匂覆輪」や「正義」と並ぶと 花びら一枚に隠れそうな小ささ。
Camellia wabisuke 'Hina-wabisuke'
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明桃色 一重 猪口咲き 侘芯 極小輪
「白侘助 シロワビスケ」の枝変わりから生まれた品種。
Camellia wabisuke 'Shiro-wabisuke'
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京都府立植物園の「白侘助 シロワビスケ」
ピーターパンの実生から生まれた品種。
ピーターパン : 八重~牡丹咲き・中輪・アメリカで作出された品種
リストには「鮮桃地底白」と書かれているが この花はピンクと白が入り混じった感じで 雰囲気が違うような気がする。
つい先日 植物園のツバキ展の会場前で買ってきたばかりの苗。
かなり濃い紫色の蕾がついていたので 紫色の花が咲くのかと期待したが 少し濃い紅色 という程度。
愛媛県大洲の野生ヤブツバキからの選抜種 とのこと。
大輪の「正義」も綺麗だけど きりっとしたヤブツバキも素敵。
撮影は 3月31日。
桜司とヒメサザンカの種間雑種。
桜司 : 淡桃、一重、平開咲、梅芯、中輪
同じ香り椿の「古都の香」と同じくらいの大きさの花。
「月照」は中輪なのに 同じくらいの大きさ。
撮影は 3月31日。
Camellia hybrid 'Koto-no-kaori'
C. japonica 'Tôkai' x C. lutchuensis
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明紅色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 極小輪 有香
「東海 トウカイ」と ヒメサザンカの種間雑種。
「東海」: 紅色 一重 筒~ラッパ咲き 閉芯 中輪
舞鶴自然文化園の「ルチエンシス」
古都の香は 衣通姫より紅色が濃い。
大きな梅芯の肥後椿。
江戸後期の記録には 「恐らく」 と書かれていて 「恐らく この花に及ぶものは無かろう」 との意味らしい。
「おそらく椿」と同じ様なこと。 霊鑑寺の「おそらく椿」
同じ肥後椿の「王冠」とは 花芯の様子が違っている。
ふっくらと大きな花びらが 深く重なっていて ふくよかな感じの花。
花芯は 旗弁のような細い花びらと雄しべが 入り混じっている。
「菱唐糸」と同じくらいの大きさだが 整った形の「菱唐糸」とは ずいぶん雰囲気が違う。
アメリカ産の「ベレニス・ボディ」の自然実生から生まれた品種。
ベレニス・ボディ : 桃地、底白、八重咲き
「光源氏」のような華やかさは無いが 花びらの縁から底へのぼかしが美しい。
今年の花は 底の白さが目立たなくて残念だけど 開花が春になってしまったからなのか。
2006年11月の花は この花とは全く違って見える。
一重なので華やかさは少ないが 白覆輪と紅縦絞が入る 可愛い花。
筒しべは形よくまとまって 筒咲きの花型も美しい。
毎年 きちんと咲いてくれて 花つきも良い。
3月22日に植物園のツバキ展に行った時 会場の前で買ったばかりの苗。
大きな蕾が付いていて 開いた花も とても大きい。
大小の白斑が入り 華やかな雰囲気の花。
四国では 「伊予岩根絞」「麗光」「讃岐岩松」などという名前で呼ばれていて 古木も多いらしい。
洋種のように華やかな大輪の花だけど 江戸期からの古典品種。
枝変わりが多く出るようで 「源氏絞」「紅牡丹」「オーキッドピンク」「スプリングソネット」など。
去年咲いた花の方が より華やかに見える。
底白のぼかしと 大きな花芯が美しい花。
この苗を買った後 「御所桜」を買ったが 調べてみると 異名同種のものらしい。
同じ頃に咲いたので 並べて撮ってみたが ちょっと違うようにも見える。
「御所桜」は輪芯に見えるが この「中部月見車」は 梅芯のような感じ。
肥後椿協会に登録されている肥後椿で 江戸期からの古い品種。
花色も花芯も 「紅梅」の名に相応しい花。
大輪ということで 中部月見車より大きいが 同じ大輪の「綴錦」と並ぶと 小さく見える。
紅覆輪が美しい花。 紅覆輪は 花によって濃淡があり 紅無地の花びらの混じる花も咲いた。
紅覆輪の花は少ないようで 「酒中花」よりも紅覆輪の幅が広く かなり特異な品種らしい。
ネットで見た花は もっと紅覆輪がハッキリしていたのに ちょっと色が薄く 幅も細くて 残念。
Camellia hybrid 'Kogane-yuri'
C. chrysantha x Camellia hybrid 'Barbara Clark'
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バーバラ・クラーク と 金花茶の交配で生まれた品種。
植物園のツバキ展の会場前で買ってきた苗。
細長い蕾が付いていたが 新芽も細長い。 新芽の長さは 金花茶からの遺伝かしら。
「金花茶」の細長い芽
花色は もう少し黄色が濃いかと期待したが かなり淡い黄色。
江戸期の「草木錦葉集」に 「金王百合葉」として載っている古い品種。
細長く ゆるやかに反る葉の形が独特の椿。 花型も百合に似ている。
ツバキの葉の中では 孔雀椿と共に最も長い。
植物園のツバキ展の会場前で買ってきた苗。
やさしい色合いで 形はスッキリとしている。
京都 大徳寺塔頭の一つ 高桐院に原木が有り 「天津乙女」は元住職の義山老師のご命名とのこと。
Camellia japonica 'Iwane-shibori'
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濃紅色地 白斑入り 八重咲き 筒しべ 大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
たっぷりと大きな花で 白斑の分量が多く とても華やかな雰囲気。
Camellia japonica 'Beni-miyakodori'
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濃紅色 八重 蓮華咲き 筒しべ 大輪
焼津市に原木がある。
「赤春の台」と似た感じの花だが 「赤春の台」の方が「蓮華咲き」がハッキリしていて 花びらの隙間が広いように見える。
白、濃桃・桃紅、桃地に白覆輪・縦絞の咲分け、抱性の八重、散り性、筒・割しべ、中・大輪。
今年も 基本の花色しか咲かなかった。
木は 少しは大きく育ったが 五色に咲き分けるには 鉢植えでは無理なのかもしれない。
大きな梅芯の肥後椿。
撮りにくい位置で咲いた。 庭のツバキは雨で傷むことも多く なかなか綺麗な花を撮れない。 一輪だけ 赤花も咲いた。
品種名は不明だが 白地に紅縦絞り なので 「肥後日本錦」か「肥後京錦」だろうと思い 見比べようと「肥後日本錦」の苗を買って開花を待っていた。
ところが 「肥後日本錦」に咲いたのは 赤花だった。 がっかり。
もう一つ蕾が残っているので 期待している。
挿し木して鉢で育てている苗には 撮りやすい位置に咲いたが 花が小さく 花びらも傷んでしまった。
純白の八重。 (うす紅1)に似た中輪の ふっくらした感じの花。
この木は昨年チャドクガの被害を受けて 今年は花が少なかった。
画像は 鉢で育てている挿し木苗。
挿し木しておいて 本当によかった。
ご近所さんからいただいた挿し木苗を 鉢で育てている。
かなり濃い紅色で 花芯に特徴がある。 旗弁と花びらと雄しべが入り混じっている花や 真ん中にもう一つ花が咲いたように見える花などが咲く。
たっぷりと大きな花で 「百合絞」や「紺侘助」と並ぶと 一層大きく見える。
花色は 「紺侘助」ほど濃くない。
不老門の実生で 1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載っている古い品種。
不老門 : 白、八重、蓮華咲、筒・割しべ、大輪、別名霊鑑寺白牡丹
霊鑑寺さんの 「白牡丹」
花びらは 左右から内に抱えた樋状弁なので 盛り上がるように咲いている。
枝変わりに 白斑の無い「繻子重」という品種があるらしい。
「侘助」と名付けられているが 葯は正常でヤブツバキ系の品種。
花付きが良すぎて木が弱ることがあるらしい。 庭に植えるなら 日陰の方が育てやすいとのこと。
我が家の鉢植えも たくさん蕾をつけたので 半分ほど摘み取った。
「黒椿」と並ぶと やや赤味が強いが (紅 1)と並ぶと かなり黒っぽく見える。
1829年の「草木錦葉集」に載っている古い品種。 最近は もっと黒い品種も出ている。
蕾から松笠状に開く頃までは かなり黒く見えるが 開ききると赤味が強くなる。
光が強いと赤味が強く写るので 曇った日に撮影してみたが 目で見た色よりも赤味が強く撮れてしまった。
Camellia japonica 'Haru-no-utena'
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白・淡桃地 紅縦絞り 八重 蓮華性 筒しべ 大輪
1841年の「古今要覧稿」に載る 古い品種。
横から見ると 花びらの間に隙間があるのが この花の特徴。
1681年の「花壇綱目」に載っている かなり古くからある品種。
白斑の多いものほど 上花とされているとか。
三輪咲いた花は それぞれ斑の様子が違っている。
真ん中の花は 白斑がぼやけて量も少ない。
富山のツバキ園の温室でいただいた小枝を京都に持ち帰り 挿し木をしたのは五年前。
枯れずに育っていたが 蕾がついたのは今年が初めて。
ごく淡いピンクの花びらが開き始めて たのしみにしていたのに 宝珠に傷みが見え始めた。
もう一本 同じ花の咲いた挿し木苗があるが そちらの花は宝珠の基部が傷んで ポロリと落ちてしまった。
「宝珠咲き」なのか 何かの加減で花びらが開ききらなかったのか・・・ わからない。
葉の数は多く 元気そうに見えるが 根の吸い上げが弱いのかもしれない。
大きな蕾の中には たくさんの花びらが詰まっていて ゆっくりと開いた。
花芯から放射状に並ぶ花びらは 外から内に順に小さくなっているようで 整った形の花。
同じ「列弁」でも 「風車?」は 並び方が螺旋状というのか 曲線を描くような感じだけど この花は直線的に並んでいる。
蕾が三つ付いて 内一つは白花。 斑入りのツバキには 時折 斑のない紅花が咲くが 白花というのは見たことがない。
変わった花が咲いて面白い と喜んでいたが 本の説明には 「細めの花弁が中折れして、弁端は剣弁状に重なる」 と書かれていて 写真も ちょっと違うような気がする。
ネットで調べると 「細めの花弁」の花と この苗の花のように「丸みのある花弁」の花と いろいろあって よくわからない。
本で「似た花」として書かれている「迦陵頻 カリョウビン」に似ているような気がする。
迦陵頻 : 濃紅地雲状・横杢白斑、八重・牡丹咲、中輪
本の説明には 「割しべで 旗弁が混じる」 と書かれている。
1841年の「古今要覧」に載っている古い品種。
「椿花集」では 「呼子鳥」「稲負鳥」と共に 「三鳥」にあげられている。
花びらの間が透いている蓮華咲きで その形も 厚みのある花びらの質感も マグノリアの花に似た感じ。
古くからの品種で 肥後椿協会に登録されている。
この花が 我が家の今年最後のツバキになるかもしれない。
「五つ島」と「孔雀」の蕾が開きかけているが ちょっと萎れ気味で 開かないまま落ちそうな気配。