修学院離宮 中離宮 客殿 霞棚
[ その他
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客殿は 東福門院(後水尾上皇の皇后、徳川秀忠の娘)亡き後 女院御所の奥対面所を光子内親王のために移築されたもの。
一間半ある飾り棚は「霞棚 かすみだな」と呼ばれ 桂離宮の「桂棚」、三宝院の「醍醐棚」とともに「天下の三棚」と称されている。 霞がたなびくように見える。
戸袋には更紗模様、地袋には友禅染、引き手は羽子板の形で 華やかな雰囲気の作りになっている。
杉戸には祇園祭の鉾が描かれ 住吉具慶の筆と言われている。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「鉾の杉戸の横辺りに 手水鉢があります。」 とのこと。
手水鉢も探したつもりだったが 一つも見つけられず 残念。
鯉の絵は作者不詳だが 表裏に二尾と一尾が描かれている。
その鯉がよく逃げ出したので 円山応挙が網を上から描いた とのこと。
その網を破って逃げたとも 閉じ込めるのは可哀想と わざと破れ目を描いたとも言われているとか。
確かに 何箇所か破れ目がある。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
・客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠