椿寿庵の椿 懸裳 カケモ
Camellia 'Kakemo'
資料が見つからず 詳細は不明。
桃色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 小輪 というところかしら
細めの花びらが波打つように広がっている。
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Camellia 'Kakemo'
資料が見つからず 詳細は不明。
桃色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 小輪 というところかしら
細めの花びらが波打つように広がっている。
Camellia 'Itoguruma'
資料が見つからず 詳細は不明。
紅色地に白い筋 八重~千重咲き 中輪 というところかしら
株元に付けられていた札には「一筋入る オランダ紅に酷似」と書かれていた。
ICS Web Camellia Registerには二種類登録されていて どちらか判断できなかった。
Camellia japonica 'Yoi-okesa'
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Camellia rusticana 'Yoi-okesa'
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桃地 白縦絞り 一重 筒咲き 鋸歯弁 筒しべ 極小輪
花びらにノコギリのようなギザギザが入るのは 日本種では珍しいものらしい。
花びらの大きさも様々で かなりユニークな姿。
いつも参考にしている二冊の本で 花の写真がかなり違っていた。
一冊は普通の筒咲きのようで鋸歯弁には見えず もう一冊は この花のように大小の花びらの間に隙間があり ギザギザも見える。
「八千代」 : 淡桃色 一重 中心に梅芯 その外側に唐子弁 中輪
梅芯の外側二、三列が唐子弁になる珍しい咲き方 と 本には書かれている。
この花は 淡桃色 八重 蓮華咲き 筒しべ 中輪 という感じ。
名札を見間違ったのかしら・・・
Camellia japonica 'Kô-otome'
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濃紅色 八~千重咲き 中輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
英名は「Cheerful チヤフル」
江戸時代にシーボルトが持ち帰り そう名付けたとのこと。
挿し木の活着がよく 庭や公園などによく植えられている。
最初の花は中心部に宝珠を残したまま 外弁が傷み始めた。
本を見ると 「咲き始めは花芯に大きい宝珠を作り 外弁が抱え気味のときが本種の魅力」と書かれていた。
Camellia japonica 'Chûkyôbijin'
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白地 紅縦絞り 一重 ラッパ咲き 中輪
園芸品種の自然実生から生まれた品種
枝変わりで桃色地になったものは 「中京麗人」と名付けられている。
京都府立植物園 ツバキ展の 「中京美人 チュウキョウビジン」
Camellia 'Otafuku'
資料が本やネットで見つからなかった。
紅色 一重 筒しべ 中輪 というところかしら
咲き方は ラッパ咲きなのか この花が終わりかけの状態なのか よくわからない。
Camellia japonica 'Tansô'
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桃色 一重 筒~ラッパ咲き 先細りの筒しべ 小~中輪
京都御所外苑の旧近衛邸跡のヤブツバキから選抜された品種
すっきりと綺麗な花びらが美しく 整った姿を長く保つ。
Camellia japonica 'Nishiki-gasane'
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濃紅色地 白斑入り 八重 筒しべ 大輪
1859年年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
「蝦夷錦」の紅花に白斑の入ったもの。
Camellia japonica 'Ezo-nishiki'
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白斑は変化が多く 雲状斑や横杢斑の多いものほど美しく人気がある。
「蝦夷錦」からの枝変わりの仲間には 「都の錦」「白蝦夷錦」「赤蝦夷錦」など。
2004年の春に旅先の富山で立ち寄ったツバキ園の温室から 小枝をどっさりいただいてきて挿した苗たちの一本で 品種名は不明。
白色 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 小輪 というところかしら。
花は純白の一重ですっきりしているが 葉には少し波曲が見える。
紅桃色 八重 平開咲き 筒しべ 極大輪
Camellia japonica 'Akashigata'
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紅桃色 八重 平開咲き 筒しべ 極大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種
花つきの良い豪華な大輪で 日本種のうちでは最も大きいものの一つ。
この種に白斑が入ったものが 「大虹 オオニジ」。
資料が本やネットで見つからなかった。
桃色 八重 牡丹~獅子~唐子咲き 中輪 というところかしら
花芯は雄しべと旗弁のような花びらが入り混じって 盛り上がるような感じ
「神楽獅子」や「桃色神楽」に似た雰囲気の華やかな姿。
Camellia japonica 'Ikkyû'
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白色 一重 筒咲き やや先細りの筒しべ 小輪
花も葉もすっきりとして癖が無く 細めの筒しべが美しい。
本に載っていた「光照寺」は 白色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪 で 富山県福光町にある光照寺に原木があるものだった。
この花は 紅色 一重 輪芯 中輪 のように見える。
どこか別の「光照寺」にあったツバキなのかしら。
Camellia wabisuke 'Kochô-wabisuke'
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桃紅地 白斑入り 一重 猪口咲き 侘芯 極小輪
大好きな花なので何度も挿し木して あちこちに差し上げている。
こんなに小さな苗にも蕾がついて 可愛く咲いてくれた。
Camellia rusticana 'Nihongami'
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暗紅色地 白斑入り 千重咲き 中輪 ユキツバキ系
花は全開すると僅かな雄しべが見える。
咲き始めに列弁咲きになることもある。
Camellia japonica 'Shûfûraku'
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白色 一重 筒~盃状咲き 筒しべ やや大輪
尾張地方に古くからある品種。
この花は終わりかけなのか 少し開きすぎている。
Camellia rusticana 'Reizanhô'
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濃紅色 一重 筒~ラッパ咲き ユキ芯 小輪
葉に特徴があり 白の散斑や掃き込み斑の入る錦葉
修学院離宮の参観に行ってきた。
門前に着くと 立派な門冠りの松の下は工事中。
外周は石垣の上にカシの生垣が続いていて 途切れた辺りからは比叡山が近くに見えた。
工事中のフェンスの隙間からは 新しい門柱や竹垣が見えた。
桂離宮の御成門のような丸い門柱は ヒノキだと教えてもらった。 25年毎に新しくされるとかで これほどの材を探すのは大変だったとか。
桂離宮の 「御成門」
修学院離宮
下離宮
・表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
上離宮の隣雲亭で見た石灯籠。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
この石灯籠は「山寺灯籠」と呼ばれている とのこと。
上離宮で見た「滝見灯籠」と呼ばれている石灯籠。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
・山寺灯籠、滝見灯籠
中離宮の楽只軒前庭で見た キリシタン灯籠(織部型石灯籠)
修学院離宮参観の目的は この石灯籠を見ること。
苔むした笠石は美しく 竿石などの側面は綺麗なのに ふくらみ部分の表面は妙に汚れている。 何か彫り物が有って 雨水などで傷んだのかしら。
下にはレリーフが見えるが 頭部が尖っているように見える。
桂離宮のレリーフは 頭部が丸かった。
桂離宮の 「キリシタン灯籠」
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「竿石のふくらみ部分には アルファベット三文字が重なるように彫られています。」 とのこと。
中離宮の楽只軒付近で見た石灯籠。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「埋け込み灯籠」と呼ばれている とのこと。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
・キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
表総門で参観許可証のチェックを受けて敷地内に入り 参観者休所で時間まで待機。
掲げられている絵図を見たり ビデオを見たり。
絵図は東を上に描かれていて 左下が表総門に続く下離宮 左上が上離宮 右は中離宮。
三つの離宮の間を繋ぐのは 御馬車道とも呼ばれる松並木。
その左右には田畑が広がっているが 東山山麓ということで標高差が40メートル近くあり 階段状の棚田が美しい。
石段の上にある板戸の門が御幸門で 屋根は柿葺き 板戸の上部には後水尾上皇お好みの花菱紋が透かし彫りされている。
門をくぐると左手に御輿寄が見えるが 右手の庭へ向かう。
袖形灯籠が右手に見え 左手には朝鮮灯籠を見ながら苑路を上り 更に進むと櫓形灯籠が見える。
袖形灯籠・朝鮮灯籠・櫓形灯籠
どれも変わった形の石灯籠で ゆっくりと眺めたかったが 案内の方を先頭に一列に進み最後尾には皇宮警察の護衛付きというのは 桂離宮と同じ。
修学院離宮
下離宮
表総門
・御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
「寿月観」の扁額は後水尾上皇の宸筆。
花菱紋の欄間の下の襖には 虎渓三笑の絵が岸駒(がんく)により描かれている。
東の窓からの眺めは素晴らしく 特に紅葉の頃が美しいとのこと。
一間半の床の間の横には琵琶床と飾り棚があり 棚の戸袋には鶴の絵 地袋には岩と蘭が描かれているが 筆は原在中。
夕顔の描かれた杉戸は光格上皇のお好みで 仙洞御所から移されたと伝えられている。
杉戸の内側は お水屋。
東門から出ると広い田畑と松並木の向こうに東山連峰が見え 上離宮へ向かう道と中離宮へ向かう道の三叉路に出る。
先ずは 右手の中離宮へと向かう。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
・寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
Camellia japonica 'Nioi-fukurin' Higo camellia
Description Page in ICS Web Camellia Register
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桃地白覆輪 ときに紅縦絞 一重 平開咲き 梅芯 中輪 有香
「匂吹雪 ニオイフブキ」の枝変わり
大阪市立大学理学部附属植物園の「匂吹雪 ニオイフブキ」
中離宮表門の向こうには 可愛い梅が咲いていた。
中離宮は後水尾上皇の第八皇女光子内親王(朱宮)さんのために建てられた とのことで ヤブツバキも何本か咲いていた。
広い苔庭の中央には 傘のように枝を広げた松があり その名も「傘松」。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「傘松の付近に 小さな置き灯籠があります。」 とのこと。
ヤブツバキの株元にある小さな滝からの流れが庭を巡っていて 石橋や様々な植え込みが親しみの持てる庭。 豪快な石組みや 一部の隙もなく整えられた刈り込みや松などの庭と違って このような庭なら一日眺めていても疲れないように感じた。
「楽只軒 らくしけん」と呼ばれる建物の前庭に キリシタン灯籠(織部灯籠)と もう一つ石灯籠があった。
キリシタン灯籠(織部灯籠)
楽只軒に続く客殿の濡れ縁には 「網干の欄干」と呼ばれる魚網を干した形を表わす 低い手摺があり 欄間には波の模様が見える。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
・楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
客殿は 東福門院(後水尾上皇の皇后、徳川秀忠の娘)亡き後 女院御所の奥対面所を光子内親王のために移築されたもの。
一間半ある飾り棚は「霞棚 かすみだな」と呼ばれ 桂離宮の「桂棚」、三宝院の「醍醐棚」とともに「天下の三棚」と称されている。 霞がたなびくように見える。
戸袋には更紗模様、地袋には友禅染、引き手は羽子板の形で 華やかな雰囲気の作りになっている。
杉戸には祇園祭の鉾が描かれ 住吉具慶の筆と言われている。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「鉾の杉戸の横辺りに 手水鉢があります。」 とのこと。
手水鉢も探したつもりだったが 一つも見つけられず 残念。
鯉の絵は作者不詳だが 表裏に二尾と一尾が描かれている。
その鯉がよく逃げ出したので 円山応挙が網を上から描いた とのこと。
その網を破って逃げたとも 閉じ込めるのは可哀想と わざと破れ目を描いたとも言われているとか。
確かに 何箇所か破れ目がある。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
・客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
中離宮から三叉路まで松並木を戻り 右に曲がって東山に向かう。
緩やかな上りが続く砂利道は「御馬車道」とも呼ばれ 馬車の窓からの眺めを遮らぬよう 両側の松は低く仕立てられている。
上りきって振り向くと 京都市内が見渡せる。
上離宮の門を入ると更に急な石段が続き 刈り込み越しに池を見ながら上り詰めた所に建つのが「隣雲亭 りんうんてい」。
前庭からは「浴龍池 よくりゅうち」と呼ばれる池や「万松ウ ばんしょうう」と呼ばれる中島が見え 長く続く「西浜」の木々が池に映る様子が美しい。
「万松ウ」の「ウ」は 土ヘンに烏。
隣雲亭深い軒下のたたきは 漆喰に小石を一つ、二つ、三つと埋め込まれていて 「一二三石 ひふみいし」と呼ばれている。
赤い石は鞍馬山から 黒い石は鴨川からのもの。
欄間は 富士に花菱。
隣雲亭の脇に 変わった形の石灯籠があった。
隣雲亭の石灯籠
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
・浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
「隣雲亭の石灯籠」の脇を通り石段を下ると 落差6メートルほどの「雄滝 おだき」があり その手前に「滝見灯籠」と呼ばれる石灯籠が見えた。
上離宮 滝見灯籠
池の東岸に沿って進むと 「楓橋 かえでばし」と呼ばれる木の橋が見え 中島へ渡ることが出来る。
浴龍池には中島が二つあり「千歳橋 ちとせばし」と呼ばれる変わった形の橋で繋がれている。
この橋は創建当初には無く 1800年代に京都所司代より寄進されたもので 他の二つの橋とは全く趣が違っている。
「楓橋」を渡って中島を上り「窮邃亭 きゅうすいてい」と呼ばれる茶屋の前を通り 下ったところに「土橋」がある。
欄干は栗の木で 「手斧削り ちょうなけずり」という技法で作られている。
土橋の右手奥は「紅葉谷」で 近くには 「三保ヶ島」が見える。
西浜から見る「土橋」は 緩やかな反りを見せて美しい。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
・楓橋、千歳橋、土橋
御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
土橋を渡り浴龍池の北岸を進むと御舟屋が見えたが 今は工事中。
3月10日追記
修学院離宮にお電話して教えてもらった。
「御舟屋の近くには 崩家形(葛屋形)灯籠があります。」とのこと。
工事中で足場が組まれていたので 見落としてしまった。
更に進むと船着場があり 大きな石は舟を停めるためのもの。
対岸にあたる門を入って左手すぐの場所にも船着場があった。
200メートルほどもあるという西浜は 浴龍池を作るために谷川をせき止めた土堤に石垣で四段に土留めをした部分で 真っ直ぐに伸びている。
右手には大刈込が続き 左手の池越しには 窮邃亭、御腰掛、隣雲亭などが順に見える。
中島に見える御腰掛は 白地に赤い水玉模様のドレスを召されたダイアナ妃も腰を下ろされた場所。
上離宮の参観を終え松並木を戻り 振り返ると西浜の下の大刈込が見える。
直線と曲線を描く刈り込みが美しい。 木々の間の細い通路から 長い刈り込み鋏で作業される とのこと。 200メートルという距離の長さと足元の急な斜面での手入れの大変さを想像し その作業を何百年も続けてこられたことを思い 感動。
何度も振り返りながら松並木を下り 下離宮の御幸門の前に出て 参観はおしまい。
修学院離宮
下離宮
表総門
御幸門、御輿寄
寿月観
袖形灯籠、朝鮮灯籠、櫓形灯籠
中離宮
楽只軒
客殿 霞棚
キリシタン灯籠、埋け込み灯籠
上離宮
浴龍池、隣雲亭
楓橋、千歳橋、土橋
・御舟屋、御船着、御腰掛、大刈込
山寺灯籠、滝見灯籠
Camellia rusticana 'Kaga-no-yûbae'
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桃紅色 千重咲き 小輪 ユキツバキ系
花びらの端がへこむ 桜弁とも呼ばれる可愛い花
Camellia japonica 'Tama-gasumi'
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白~淡桃色地 紅色吹掛け絞り 一重 抱え咲き 筒しべ 小~中輪
「園芸太郎庵」の自然実生と言われている。
「園芸太郎庵」 : 淡桃色 一重 抱え~椀咲き 中輪
服部緑地 都市緑化植物園の「園芸太郎庵 エンゲイタロウアン」
「大日の曙」とともに数少ない一重抱え咲き(玉咲き)
「玉霞」の白花かしら。
「玉霞」:白~淡桃色地 紅色吹掛け絞り 一重 抱え咲き 筒しべ 小~中輪
宇治市植物公園ツバキ展の「玉霞 タマガスミ」
白色 一重 抱え咲き 筒しべ 小輪 に見える。
よく似た花で 東京の「護国寺散椿」の自然実生から選抜された「初がすみ」という花もあるが。
「初がすみ」 : 白色 一重 中ふくらみの筒~抱え咲き 筒しべ 小~中輪
Camellia japonica 'Gakkô'
synonyms : 'Bokuhan','Shiroshin-bokuhan'
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別名 : ト伴 ボクハン (関東)、 白芯ト伴 (愛知)
濃紅色 唐子咲き 花芯の唐子弁は白色 花糸は紅色 小輪
江戸期より広く知られた古典品種中の名花。
環境により 唐子部の白色の葯に紅色の小絞りが混じる。
Camellia japonica 'Jikko' synonym : 'Beni-karako'
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別名 : 紅唐子 ベニカラコ
濃朱紅色 一重 唐子咲き 小輪
江戸期からの古典品種。
外弁は5~6枚でやや離れ 先端に切込みがある。
唐子部の中央から 雌しべの先端がのぞく。
Camellia japonica 'Kôninji'
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紅色 ときに白斑入り 一重 盃状~ラッパ咲き 筒しべ 小輪
奈良県 高樋町の弘仁寺に古木がある。
Camellia japonica 'Hakuju'
白色 一重 筒咲き 筒しべ 肉厚 中輪
京都御所外苑 旧近衛邸跡のヤブツバキ群からの選抜種
南禅寺元管長 柴山全慶老師の命名
花びらは肉厚で照りがあり 長く姿を崩さない。
Camellia japonica 'Chitosegiku'
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紅色の各弁の中央に白筋が入る 千重咲き 中輪
花びらの数は30枚に近く 外弁は大きく外曲して平らに開く。
内弁は 内曲ぎみに咲き進む。
江戸期からの古典品種。
「オランダ紅」、「紅葉狩」、「一筋」に似る。
宇治市植物公園ツバキ展の「オランダ紅 オランダコウ」
松花堂庭園ツバキ展の「一筋 ヒトスジ」
Camellia 'Takamado-tsubaki'
資料が本やネットで見つからなかった。
白色 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 小輪 というところかしら
先細りぎみの筒しべがすっきりと美しい。
Camellia rusticana 'Shibori-chôji'
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紅色地 白斑入り 唐子~牡丹咲き 小~中輪
ユキツバキ系
新潟県西蒲原郡の民家の栽培種から選抜された品種
昨年の花よりも花びらの色が淡いような気がする。
昨年の「絞丁字」
Camellia nitidissima
Camellia chrysantha
黄色 八重 ラッパ咲き 小輪
中国産の原種
光沢のある花びらは9~11枚。
自生地 : 中国 広西チワン族自治区
黄花の原種としては、日本へ導入された第一号。
Camellia 'Hassaku-shibori'
synonym : 'Shibori-hassaku' 「絞八朔 シボリハッサク」
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白~極淡桃色地 桃紅色縦絞り、小絞り 一重 ラッパ咲き 筒しべ 小輪
岐阜県美濃地方に古木が多い 早咲き種。
花は美しいが 小型の葉は強くよれ 枝は垂れ気味で 樹勢は弱い。
Camellia japonica 'Furômon' synonym : 'Hakubotan'
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白色 八重咲き 筒しべ 中~大輪
京都 霊鑑寺に原木があり「白牡丹 ハクボタン」と呼ばれている。
Camellia rusticana 'Tsugawa-shibori'
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淡桃色地 紅色小絞り 千重ときに列弁 肉厚 細長 中輪
新潟県津川町の産。
花形は爪折れ弁、列弁咲きなどと変化する。
Camellia 'Yukia-no-sei'
資料が本やネットで見つからなかった。
白色 一重 盃状咲き ユキ芯 小輪 というところかしら
花びらや花芯の様子が サザンカのような雰囲気。
Camellia japonica 'Mikasa-no-tsuki
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紅色地 白覆輪 一重 筒~盃状咲き 中輪
「多福弁天」の枝変わり
Camellia japonica 'Tafuku-benten'
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舞鶴自然文化園の「多福弁天 タフクベンテン」
「多福弁天」の葉から弁天斑が抜けた枝に咲く花は 紅地の部分が広がり 細い覆輪に変わったものになる。 それを「三笠の月」と呼ぶが 樹勢が弱く 枝によっては元の葉と花に戻ることがある。
Camellia rusticana 'Kasugano'
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紅色地 白斑入り 八重咲き 割りしべ 中~大輪 ユキツバキ系
江戸中期からの古典種で 雲状斑や横杢斑の華麗さが特徴。
Camellia japonica 'Shiragiku'
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白色 重ねの厚い千重咲き 細長い樋状弁は時に列弁咲きにもなる 中輪
1695年の「花壇地錦抄」に載る古い品種。
樋状の細長い花びらが菊のように尖って見える。
外弁から順に小さくなっているため 重なり合って整然と並んでいる。
Camellia japonica 'Satsuma-kurenai'
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別名 : 大隈直 オオスミノアタイ
濃紅色 八重~千重咲き 中大輪
鹿児島県 垂水市と国分市の民家に原木が在る。
蓮華性で ときに列弁咲きになる。
別名の「大隈直 オオスミノアタイ」は 古代 志布志湾沿岸を根拠地に勢力を振るっていた隼人の名前に由来する。
Camellia japonica 'Saho-no-shô'
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白地 紅縦~小絞り 牡丹咲き 中輪
奈良県天理市の民家に古木がある
縦絞りの分量が少なく 牡丹咲きの花形と共に とても美しい花。
Camellia 'Kaiyose'
資料が本やネットで見つからなかった。
白色 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 中輪 というところかしら
花びらは長めで波打ち 長めの筒咲きで ユリの花のように見える。
Camellia rusticana 'Kikuzuki'
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藤色をおびた濃桃色地 やや底白 一重 中折れ弁 長筒~ラッパ咲き 筒しべ 中輪
花弁は樋状に強く中折れし 咲き始めは星型のキキョウ咲き。
Camellia japonica 'Shisen'
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暗紅・紫紅色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
愛媛県大洲市の野生ヤブツバキからの選抜種
花びらは肉厚で しわがなく 雄しべは先細りで 端正な姿の花。
Camellia hybrid 'Yoimachi'
C. sasanqua 'Narumigata' x C. fraterna
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サザンカの「鳴海潟 ナルミガタ」と「原種椿 フラテルナ」の交配種
Camellia 'Yuki-akari'
「白 一重 平開咲き 輪芯」の「雪明り」とは違うように見える。
淡桃色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪 というところかしら。
花つきが良いからか 枝垂れ性なのか 枝先が下がっている。
Camellia japonica 'Tama-no-ura'
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濃紅色地 白覆輪 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 中輪
長崎県玉之浦町の野生ヤブツバキ林より選抜された品種。
Camellia japonica 'Shunkôji'
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淡桃色地 桃~紅色縦絞り 一重 小輪 というところかしら。
Camellia rusticana 'Kyô-karako'
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白色地 紅~淡紅色縦~小絞り 唐子咲き 大輪
大きい外弁は二重ほどに重なって平開し 花芯には大小不揃いの旗弁が集まっている。
枝変わりの紅花を「大唐子 オオカラコ」という。
京都府立植物園ツバキ展の「大唐子 オオカラコ」
Camellia japonica 'Fukurasuzume'
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淡桃色 一重 ふっくらした抱え咲き 筒しべ 小輪
花つきが良いようで 小さめの花がたくさん咲いていた。
Camellia japonica 'Shuchuka'
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白色地 紅覆輪 紅縦絞り 牡丹咲き 不完全な散りしべ 中輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
Camellia japonica 'Haku-otome'
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白色 千重咲き 中輪
花びらは30枚ほどあり 抱えぎみに宝珠を残しながら開く。
「染川 ソメカワ」の枝変わり白花。
服部緑地 都市緑化植物園の「染川 ソメカワ」
Camellia japonica 'Tennin-matsushima'
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桃色地 濃紅縦絞りと白覆輪 一重 平開咲き 筒しべ 大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
Camellia 'Fuji'
本には「不二 フジ」という品種があり 似ているように思うが・・・
「不二 フジ」 :移り白~白色 一重 平開咲き 梅芯 花糸黄白色 大輪
白色系の肥後椿の最高位に置かれている。
Camellia rusticana 'Ranman'
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濃紅色 牡丹~獅子~二段咲き 内弁は雄しべと混在 中輪
ユキツバキ系
華やかな姿の花が たくさん咲いていた。
Camellia 'Tôkamachi-hime'
資料が本やネットで見つからなかった。
紅色 一重 猪口咲き ユキ芯 小輪 というところかしら
ユキツバキ系かしら サザンカのようにも見える。
Camellia 'Chiyoda-goshiki'
資料が本やネットで見つからなかった。
白地紅縦絞り 八重 牡丹咲き 大輪 というところかしら。
Camellia japonica 'Sasameyuki'
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白色 一重 やや抱え咲き 筒しべ(先細り) 極小輪
「細雪」には 「細雪A」と「細雪B」がある。
「細雪A」: 白色 一重 やや抱え咲き 筒しべ 極小輪
「細雪B」: 白色 一重 筒~ラッパ咲き 筒しべ 小輪
「細雪A」は「細雪」と呼ばれることが多い。
Camellia japonica 'Ikkyû'
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白色 一重 筒咲き 筒しべはやや先細り 小輪
Camellia japonica 'Omoinomama'
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桃色 白地に底桃 白地に紅縦絞りなど多様に咲き分ける 八重 中輪
尾張地方に古くから栽培されている品種。
シンビジウム サラ ジーン アイスキャスケード ラン科 下垂性シンビジウム
早くから咲いていたが ツバキの画像の整理と植え替えで忙しくて アップできないままの花が溜まっている。
クンシラン、ボケ、サクランボ、紅花トキワマンサク・・・
毎日何十枚も画像を作っていたが Picasa が使えなくなって困っている。
「アンインストールする」「Picasa 2 に戻す」「メモリー不足」など対処法なども見て アンインストールを三回ほどしてみたが 開くことはできても動かない。
五年前のパソコンは 256MB。 やっぱりメモリー不足よね。
最近は2GB,3GBが普通らしい。
買おうかと思って調べてみたが 違いがよくわからない。 娘に訊いてみよう。
Camellia rusticana 'Kita-no-nada'
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桃紅地 白斑入り 牡丹~獅子咲き 小輪 ユキツバキ系
花形の変化が激しく 獅子咲き、牡丹咲きの他 二段咲きにもなり 花付きが良い
Camellia japonica 'Muramusume'
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紅色 八重咲き 小~中輪
京都の宝鏡寺(人形寺)に原木が有る。
Camellia japonica 'Shuchûka'
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白色地 紅覆輪 紅縦絞り 牡丹咲き 不完全な散りしべ 中輪
紅覆輪や牡丹咲きなど華やかで洋種のような雰囲気だが 1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
Camellia japonica 'Yuri-tsubaki'
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濃紅色 一重 長筒咲き 筒しべ 小~中輪
枝垂れ性 葉は笹葉のように細長い
江戸期の「草木錦葉集」に 「金王百合葉」として載っている古い品種。
ツバキの葉の中では 孔雀椿と共に最も長い。
Camellia 'Higo-shibori'
資料が本やネットで見つからなかった。
白地 紅縦絞り 一重 平開咲き 梅芯 中輪 というところかしら。
絞り系の肥後椿は何種類もあるが よくわからない。
Camellia 'Kusudama'
資料が本やネットで見つからなかった。
紅色 一重 平開咲き 梅芯 中輪 というところかしら。
「熊谷(中部)」や「肥後羽衣」に似た感じがする。
本には「くす玉」と言う品種が載っているが 「濃紅色 牡丹咲き 球形に盛り上がる 中輪 ユキ系」で 全く違っている。
Camellia japonica 'Fukumusume'
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桃色 八重 割りしべ 大輪
親不明の自然実生
12枚ほどの花びらが三重に重なり 幅広い弁端には不規則な切込みがある。
内に抱えた花びらはおおらかに重なって ふくよかな感じがする。
Camellia wabisuke 'Otohime'
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濃桃地 白斑入り 一重 猪口咲き 侘芯 極小輪
「三河数寄屋 ミカワスキヤ」に白斑が入ったもの。
Camellia wabisuke 'Mikawa-sukiya'
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先日 椿寿庵さんで買ってきた苗には 白斑入りの花が咲いていたが 傷んでいたので二番目の花を待った。 ところが咲いた花は 無地花だった。 白斑は不安定なのかしら。
椿寿庵の 「乙姫」
富山県南砺市の「いのくち椿館」の 椿まつりに行ってきた。
周囲の高い山には雪が残っていたが よく晴れて大勢の見物客で混み合っていた。
「いのくち椿館」
まず 桐野秋豊先生が寄贈なさった原種椿がある温室に行ってみると お写真では何度も拝見している桐野先生がいらっしゃった。
お優しそうな笑顔を拝見して 思わず声をおかけしてみた。
「いつも先生のご本を拝見しております。 お目にかかれて嬉しいです・・・」
「それはそれは・・・」 と暖かいお返事を戴いて更に嬉しくなり バッグから私のツバキの写真集を取り出してご覧戴いた。
先生には とんだお目汚しで申し訳なかったが 優しいお言葉まで戴いて大感激。
展示されているツバキを撮影したり 苗も三本買ったりして とても嬉しい一日だった。
前日から出かけたので二日間留守にして家に戻ると 蕾だったツバキが咲いていた。 撮影しなければ・・・
Camellia japonica 'Shunshokô'
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桃色地 底白気味 八重 抱え咲き 筒~割りしべ 中輪
ほのぼのとした色合いと つつましやかな花形で 人気のある品種。
Camellia japonica 'Mantokuji'
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朱紅色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
福井県小浜産の野生ヤブツバキの自然実生。
ツバキの品種中 最も赤い花の一つ。 光沢のある花びらは 肉厚。
Camellia japonica 'Yuri-shibori'
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白地 紅色大小縦絞り 一重 長いラッパ咲き 中輪
咲き始めは細長い筒状で 咲き進むとゆるく反曲してラッパ咲きになる。
花は「百合椿」に似ているが 葉は中型の長楕円形。
植物園のつばき展は昨日と今日。
いのくちの椿まつりから帰ったばかりだけど 行かなければ!
早めに起きて用事を済ませ 留守中に咲いたツバキを撮影し お昼も早めに済ませて 植物園へ。
ツバキの講習会が始まる1時半まで 少し撮影。
講習会は大勢の参加者で会場は一杯。 準備された席が足りなくて 椅子を追加なさっていた。
私は早めに座ったのでテーブル付きだったけど 遅かった方々は椅子だけが詰めて並べられた席。
ツバキ全般のお話から 京都の名椿についてのお話があり 育て方の細かなご説明など とても興味深く勉強になった。
最後に質問の時間もあり 何人か質問なさったが 私は大勢の方の前でお尋ねするのは恥ずかしくて 会が終わった後に先生を追いかけて 黄花系の育て方について教えていただいた。
「金花茶」と「こがねゆり」の蕾が全部落ちた・・・なんて とても人前では言えない。
寒がるので部屋に取り込まなければならないが 急激な環境の変化は蕾が落ちる原因になる。
「冷え込む夜だけ」から始めて 徐々に行なうように と教えていただいた。
来年は何とか 花を見たい。 「頑張ります!」
Camellia japonica 'Tsuzure-nishiki'
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濃紅地 白斑入り 八重咲き 筒しべ 大輪
弁数12~13枚の細長い花弁が二、三重に重なり 雄しべは変化が多く旗弁がよく出る。
四国では 「伊予岩根絞」「麗光」「讃岐岩松」などという名前で呼ばれていて 古木も多いらしい。
Camellia japonica 'Rôran'
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桃地に底白 一重 椀咲き 筒しべ 中輪
「Berenice Boddy ベレニス・ボディ」の自然実生から生まれた品種。
Camellia japonica 'Berenice Boddy'
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宇治市植物公園ツバキ展の「Berenice Boddy ベレニス・ボディ」
2006年11月に咲いた花は底白が強かったが 今年の花は底白が弱い。
2006年11月の「楼蘭 ロウラン」
Camellia 'Kôgetsu'
資料が見つからず 詳細は不明。
紅色 八重 蓮華性 小~中輪 というところかしら。
Camellia japonica 'Hishikaraito'
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濃桃色 八重 唐子咲き 中輪
江戸期からの古典種で 関西の名花
樋状に中折れした20枚ほどの花びらが蓮華咲きになり 規則正しく並ぶので 花全体の姿が六角形に近い菱形に見える。
唐子弁は白く 花びらとのコントラストが美しい。
Camellia japonica 'Sado-benifukurin'
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桃色地 紅覆輪と紅色小絞り 八重咲き 肉厚 筒しべ 大輪
「蝦夷錦」の枝変わりを選抜したもの。
Camellia japonica 'Ezo-nishiki'
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小室山公園つばき園の「蝦夷錦 エゾニシキ」
明日からはお天気が崩れるという予報だったので 早起きして舞鶴自然文化園のツバキ展に行ってきた。
片道三時間かかるので 広大なツバキ園をあまりゆっくりとは見て回ることが出来ず残念だったが たくさん咲いている金花茶など いろいろ拝見できてたのしかった。
「ハイドゥンキング」と「クエホンエンシス」の苗も買ってきた。
普通のツバキは育てやすいが原種系は少し難しくて 開花まで漕ぎ着けられるか不安も有るが ちょっと頑張ってみよう! と思い いのくち椿館でも「ユキツバキ原種」の苗を買ってきた。
「金花茶」と共に また一年しっかりと勉強しながら世話をしていこうと思っている。
舞鶴自然文化園は山手にある傾斜地に たくさんのツバキが植えられていて 見て回るだけでかなり足が疲れた。
途中雨が降り始めて帰ることにしたので 画像は450枚ほどしか撮れなかった。
いのくちでは850枚ほど 三月の椿寿庵は1000枚以上 植物園は300まいほどと 画像がかなり溜まった。
今週末には宇治市植物公園 来月には仙洞御所の参観 松花堂のツバキ展にも行くつもりなので 更に画像が増える。
今日 舞鶴からの帰りに京都駅のビックカメラでSDカードを買ってきた。
我が家のツバキのアップに追われているので 当分画像の整理はできないが 季節はずれになっても ツバキの画像を順にアップしていこうと思っている。
Picasa が使えないと不自由なので メモリーと容量の大きい新しいパソコンを注文した。
Camellia nitidissima
Camellia chrysantha
黄色 八重 ラッパ咲き 小輪
中国産の原種
光沢のある花びらは9~11枚。
自生地 : 中国 広西チワン族自治区
黄花の原種としては、日本へ導入された第一号。
Camellia rosaeflora
濃桃色 6~9弁 花径3.5~4cmの小輪 ラッパ咲き
中国原産の原種
Camellia hongkongensis
少し紫色を帯びた紅色 筒咲き 小輪
若葉は淡い紫色、花に青い色素を含む希少種
原種 中国名 : 香港紅山茶 自生地 : 香港
Camellia japonica 'Fugaku-no-suzume'
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桃色 一重 長筒咲き 筒しべ 小輪 弁端ほど色が薄い
「福娘 フクムスメ」の自然実生から生まれた品種。
我が家の「福娘 フクムスメ」
Camellia japonica 'Senbazuru (Chûbu)'
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移り白 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
園芸品種の自然実生から生まれた品種。
昨夏はチャドクガが多かったので 葉がひどく傷んでしまった。
撮影を止めようかとも思ったが 一輪だけ咲いた花なので 記録に残しておくことにした。
Camellia japonica 'Hôsen'
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濃桃色 底白 一重 筒咲き 筒しべ 中輪
「宝専寺 ホウセンジ」の自然実生から生まれた品種。
Camellia japonica 'Hôsenji'
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椿寿庵の「宝専寺 ホウセンジ」
Camellia japonica 'Kasenzan'
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淡桃色 一重 猪口咲き 筒しべ 小輪
筒しべの色も形も美しく 葉も小さくて 小輪の花との調和が良い。
別名:不昧光 は 松江の大名茶人 松平不昧公に因む。
二十年ほど前に庭に植えたツバキで 品種名は不明。
庭の花は鳥や虫に傷つけられて 綺麗なままの花を探すのが難しいので 挿し木して鉢でも育てている。
庭の木には赤花が咲くこともある。
庭の 肥後椿 品種名不明
Camellia japonica 'Ôkan' Higo camellia
白色地 紅覆輪 ときに紅縦絞り 一重 平開咲き 花糸黄白色 梅芯 大輪
「肥後日本錦」の枝変わりから生まれた品種。
椿寿庵の「日本錦 ヤマトニシキ」
紅覆輪は縦絞りの遺伝と同じ発現のしくみから起こると言われるが 実際には滅多に現れないものらしい。
広めの覆輪がくっきりとして 美しい花。
Camellia japonica 'Goshiku-yae-chiritsubaki
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白地 紅縦絞りが基本色 白、紅、桃色、白覆輪などに咲き分ける
抱え性の八重咲き 散性 筒~割りしべ 中~大輪
Camellia rusticana
いのくち椿まつりで買ってきた苗の蕾が開いた。
京都府立植物園のツバキ展で見た花とは少し感じが違って見える。
京都府立植物園のツバキ展の 「雪椿 原-1」
京都府立植物園のツバキ展の 「雪椿 原-2」
Camellia rusticana 'Shibori-hagoromo'
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白地 紅小絞り 八重 蓮華咲き 細長で肉厚の中折れ弁 筒しべ 大輪
「羽衣」の自然実生から生まれた品種
名古屋城ツバキ展の「羽衣 ハゴロモ」
いのくち椿まつりで買ってきた苗の蕾が開いた。
好みの絞り花で大輪。 とても綺麗。
Camellia rusticana 'Arajishi'
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濃紅色地 白斑入り 獅子咲き 中~大輪 ユキツバキ系
Camellia japonica 'Muon-no-yuki''
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淡桃色 一重 抱え咲き 肉厚 筒しべ 小輪
浜田市妙智寺の野生ヤブツバキから選抜された品種
ふっくらとした花形と淡い色合いの やさしい感じの花。
Camellia japonica 'Benitsukasa'
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濃紅色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
熊本県五木村のヤブツバキから選抜された品種
Camelliajaponica 'Yae-shiratama'
白色 八重 中輪
大和郡山の椿寿庵さんで分けていただいた苗の蕾が 綺麗に開いた。
椿寿庵の「八重白玉」
東大寺開山堂にある「八重白玉」の枝変わりを 「室町椿」という。
「室町椿」 : 白色 八重~千重咲き 肉厚 中輪
椿寿庵の「室町椿」
ICS Web Camellia Register には二種類の「Yae-shiratama」が載っている。
(1)の説明は少なく、 (2)には「東大寺 八重白玉とは別種」と書かれている。
奈良の椿寿庵さんで分けていただいた この「八重白玉」は東大寺の方かと思われるが 定かではない。
Camellia japonica 'Yae-shiratama' (1)
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Camellia japonica 'Yae-shiratama' (2)
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Camellia japonica 'Muramusume'
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紅色 八重咲き 小~中輪
京都の宝鏡寺(人形寺)に原木が有る。
宇治市植物公園のツバキ展を拝見し 講習会にも参加させていただいた。
沢山の品種が並んでいて 中には珍しいツバキもあり 朝から一日たっぷりと楽しんできた。
講習会では栽培法を教えていただいたが 植え替えの適期は6月下旬~7月中旬と聞いた。
あら~ 私もう半分くらい植え替えてしまった・・・
花後は肥料を置いて枝先を切り詰めるだけにしておいて 新芽の伸びが止まった頃に植え替えれば 根鉢を崩しても植え傷みが少ないとのこと。 残り半分は そのようにいたします。
講師の先生が沢山のツバキの小枝をお持ちになっていて 次々と箱から取り出されて説明してくださった。
お話が終わった後 「よろしかったら お持ち帰りください。」
皆が一斉に席を立ち 一本ずついただいた。
終了後も先生を囲んでいろいろお話を伺って最後に残ったら まだ小枝が何本か残っていたので 全部いただいてきた。
最初に戴いたのは好みの絞り系の「京牡丹 キョウボタン」。
「京牡丹」 : 淡桃色地 紅色の大小絞り 牡丹咲き 大輪
残っていていただいたのが 「ユキツバキ 原種」二本。
極小輪で いのくち椿まつりで買ってきたものとは違って見えた。
「ヤブツバキ」と「英勝寺侘助 エイショウジワビスケ」もいただいた。
「英勝寺侘助」 : 鎌倉市の英勝寺に原木が有る
紫を帯びた濃桃色 一重 盃状咲き 侘芯 極小輪
いろいろ教えていただいた上 お土産までいただいて本当に嬉しかった。
苗の即売もあって買いたかったが とても立派な接木苗でお値段もとても立派だったので 今回は見送ることにして お土産だけを大事に持ち帰った。
この時期 挿しても着かないような気がするが 写真も撮ったので花を摘み取り 明日とにかく挿してみよう。
一抱えもありそうな大きな鉢に 数え切れないほどの花が咲いていた。
株元を覗くと一本の幹が見えた。 どのように剪定すると こんな風に作れるのかしら。
この株の他にも沢山出品されている方は 従姉妹のよく存じ上げている方で お留守中のお庭や二棟あるハウスの中など いろいろ拝見させていただけた。
広い屋敷には 大きな池のある和風庭園があり 建物の周囲には沢山のツバキが植えられていた。
ハウスの中は 沢山出品されているので半分ほど空いていたが 残っている鉢だけでもツバキ展が出来そうなくらい立派な株が並んでいた。
軒下には抱えきれないほどの大きな鉢が並び 直径10センチほどのサザンカの株が50センチほどで切られていて ツバキの穂木が接がれていた。
寒さ避けに不織布のようなものが掛けられ 更に日よけネットが掛けられていた。
いのくち椿館の隣にある中学校の体育館にも沢山のツバキが展示されていて ひときわ目立つ「ツバキの三重塔」も この方の作品。
会場でお目にかかって ご挨拶すると 「剪定や接木のことなら いつでも教えてあげる。」
本当に 近かったら毎日習いに通いたいくらい。
素晴らしいツバキをたくさん拝見して とても勉強になり 刺激も受けた。
私も 頑張ろう!
Camellia japonica 'Shikainami-chubu'
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白色地 大小の紅縦絞り 紅や桃地の白覆輪などが咲き分ける 八重~牡丹咲き 割りしべ 大輪
花びらは肉厚で大きく波打ち 雄しべの花糸も太い。
ツバキの中でも最も樹勢が強いものの一つ。
花の枝変わりが出やすく いろいろに咲き分ける。
とても華やかで大きな花。
庭に植えられるくらいの大苗を買ったので 我が家の鉢植えツバキの中では最も太い。
でも いのくち椿まつりで拝見した株は 信じられないくらいの花数で 圧倒された。
Camellia hybrid 'Sotôrihime'
C.japonica 'Sakura-tsukasa' x C.lutchuensis
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淡桃色 一重 抱え咲き 極小輪 有香
「桜司」とヒメサザンカの交配で生まれた品種
「桜司」 : 淡桃色 一重 平開咲き 小さな梅芯 中輪 肥後椿
小枝が長く伸びて節々に数個の蕾がつき枝垂れる様子と香りはヒメサザンカから受け継ぎ 「桜司」からは花色を受け継いでいる。
Camellia japonica 'Yukimi-guruma'
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白色 一重 平開咲き 輪芯 中~大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
関東では唯一の白色輪芯種。
肥後椿のような姿だけど 関東のツバキ。
Camellia hybrid 'Minato-no-hana'
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淡桃色 重ねの少ない八重咲き ユキ芯 極小輪
ロゼフローラ(中国産 桃色 一重 極小輪)の自然実生から生まれた品種。
宇治市植物公園ツバキ展の「原種椿 ロゼフローラ」
散り性で花付きがよく 枝垂れ性で強健。
香り椿には「港の・・・」と名付けられた品種が多いが その多くはヒメサザンカとの交配種。
このツバキはロゼフローラの実生ということで 香りは無い。