京都 曼殊院門跡 梟の手水鉢
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曼殊院のお庭でキリシタン灯籠と共に有名なのは 梟(ふくろう)の手水鉢。
丸い鉢の四箇所に浮き彫りされている。
分かりにくいが丸い頭部の下に 尖ったくちばしが見える。
この手水鉢は小書院入り口の縁先にあるが 縁側からは少し離れた位置にあり 水鉢は傾いている。
水面に浮かぶ月を部屋に取り込むという趣向のようで 建築の様式と共に桂離宮との類似が見られる。 下の台石は亀 傍の石は鶴をかたどっている とのこと。
遠州好みの枯山水。
石橋の右に立つ背の高い石が 滝石。 そこから流れ出る白砂の水が水分石から広がり 鶴島と亀島がある。 左手の築山には三重の層塔があり 桂離宮の中島に建つ層塔を思い出した。