桂離宮 笑意軒 「草」の延段
[ 桂離宮 11月
]
笑意軒前面には土廂に平行して建物よりも長い延段が設けられている。
ほぼ大きさの揃った耳石を並べ 大小様々の自然石ばかりを固めたもので 「草 (そう)」の形式を表わしたもの。 と 写真集の解説に書かれていた。
ここでいう「耳石」とは 「内耳にある炭酸カルシウムの結晶」ではなくて 延段の端を決めるために並べられている少し大きめの石のこと だろう。 「ミミイシ」と読むのかもしれない。 反物の両端を「ミミ」と呼ぶのと同じ意味かしら。
外腰掛前面の延段には その部分に一部切石が使われていて 「行」の延段と呼ばれている。
外腰掛 「行」の延段