京都 桂離宮 御輿寄 おこしよせ
[ 桂離宮 5月
]
御幸道の終わるところ 土橋の向こうに 茅葺切妻造りの中門があり その向こうに御輿寄(玄関)がある。
中門から玄関までの延段は「真の延段」と呼ばれるが 残念ながら撮り逃した。
深い杉苔の中を一直線に伸びる畳石は 様々な形の切石を幾何学模様に組み合わせたもの。
その先の四段の幅広い石段の上にある大きい沓脱石は 六人の沓が並ぶとのことから 「六つの沓脱」と呼ばれている。
御影石のたたき仕上げで 打ち水の溜まらないように上面を中高にしてある。
中門の北側 通用門を入った辺りに 内玄関があり その向かいには皇宮警察の詰め所があった。
「真の延段」を撮ることができたら 延段の「真」「行」「草」を並べられたのに 本当に残念。
最初の画像が 外腰掛の前の「行の延段」
二枚目の画像が 笑意軒の「草の延段」