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京都 桂離宮 松琴亭 茶室

松琴亭 松琴亭

京都 桂離宮 松琴亭 扁額
2008年5月13日

京都 桂離宮 松琴亭 茶室
2008年5月13日


松琴亭 母屋の東妻に見える「松琴」の扁額は 智仁親王の兄君 後陽成天皇の宸筆で 拾遺集の「琴の音に峯の松風通ふらし・・・」から採られている。

お茶室は三畳台目の本格的な侘の囲で 「遠州好八窓囲」と伝えられるように 八つの窓がある。
台目畳の上は化粧屋根裏 三畳敷の上は竹竿縁蒲天井になっている。

台目畳には形式通り中柱を立てているが その柱の曲がった辺りに小枝が短く残されている。
昔の記録には 「袋掛節枝」とあり お茶入れの袋を掛けるためのもの。

壁の上方四分の一ほどは色が変わっているが かつて桂川の氾濫により浸水した跡と言われている。

  「桂離宮 松琴亭への石橋」
  「桂離宮 松琴亭 母屋」
  「桂離宮 松琴亭よりの眺め」