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京都 八幡市 松花堂庭園に ツバキを見に行ってきた。
展示会場までの園路の両脇には 竹が多く植えられていたが 桜も咲いていた。
八幡市の石清水八幡宮の孟宗竹は エジソンの頃から有名。
つばき展の会場でも 竹に生けられたツバキをたくさん撮ってきたが 画像の整理は明日以降。
「松花堂弁当」発祥の地 ということで 園内の吉兆で「松花堂弁当」を頂きたいところだったけれど 孫が一緒だったので 大きな石のベンチに座って おにぎりやサンドイッチ。 ちょっと残念。
撮影は 3月31日。
桜司とヒメサザンカの種間雑種。
桜司 : 淡桃、一重、平開咲、梅芯、中輪
同じ香り椿の「古都の香」と同じくらいの大きさの花。
「月照」は中輪なのに 同じくらいの大きさ。
撮影は 3月31日。
Camellia hybrid 'Koto-no-kaori'
C. japonica 'Tôkai' x C. lutchuensis
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明紅色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 極小輪 有香
「東海 トウカイ」と ヒメサザンカの種間雑種。
「東海」: 紅色 一重 筒~ラッパ咲き 閉芯 中輪
舞鶴自然文化園の「ルチエンシス」
古都の香は 衣通姫より紅色が濃い。
大きな梅芯の肥後椿。
江戸後期の記録には 「恐らく」 と書かれていて 「恐らく この花に及ぶものは無かろう」 との意味らしい。
「おそらく椿」と同じ様なこと。 霊鑑寺の「おそらく椿」
同じ肥後椿の「王冠」とは 花芯の様子が違っている。
ふっくらと大きな花びらが 深く重なっていて ふくよかな感じの花。
花芯は 旗弁のような細い花びらと雄しべが 入り混じっている。
「菱唐糸」と同じくらいの大きさだが 整った形の「菱唐糸」とは ずいぶん雰囲気が違う。
アメリカ産の「ベレニス・ボディ」の自然実生から生まれた品種。
ベレニス・ボディ : 桃地、底白、八重咲き
「光源氏」のような華やかさは無いが 花びらの縁から底へのぼかしが美しい。
今年の花は 底の白さが目立たなくて残念だけど 開花が春になってしまったからなのか。
2006年11月の花は この花とは全く違って見える。
一重なので華やかさは少ないが 白覆輪と紅縦絞が入る 可愛い花。
筒しべは形よくまとまって 筒咲きの花型も美しい。
毎年 きちんと咲いてくれて 花つきも良い。
3月22日に植物園のツバキ展に行った時 会場の前で買ったばかりの苗。
大きな蕾が付いていて 開いた花も とても大きい。
大小の白斑が入り 華やかな雰囲気の花。
四国では 「伊予岩根絞」「麗光」「讃岐岩松」などという名前で呼ばれていて 古木も多いらしい。
洋種のように華やかな大輪の花だけど 江戸期からの古典品種。
枝変わりが多く出るようで 「源氏絞」「紅牡丹」「オーキッドピンク」「スプリングソネット」など。
去年咲いた花の方が より華やかに見える。
先月 モニターが壊れた時 パソコン本体が壊れたかと思い ツバキ展の画像が消えたかとショックだった。
目の前にサーバー機があり ファイルサーバーは出来ているのだけど 最初に何度かバックアップした後 触ってない。 使い方も・・・忘れてしまった。 どうしよう・・・
調べてみると 「USB フラッシュメモリ」というのが 簡単らしい。
娘に尋ねてみると 「便利よ。 知らなかった?」
知らなかったわよ・・・ 早く教えてよ。
早速 買ってきた。 メーカーの違うものを 二種類。 2GB 入るもの。
壊れることもあるようだけど 二つが一度に壊れることは無いだろう。
慣れないものは使うのに ちょっと勇気が必要で 三日ほど眺めていたが 今夜 恐る恐る使ってみると な~んだ というくらい本当に簡単。
失いたくないものは・・・住所録、孫たちの写真、整理できてない花の画像・・・くらいかしら。
他に何を入れておけばいいのかしら・・・
また 娘に聞いてみよう。
底白のぼかしと 大きな花芯が美しい花。
この苗を買った後 「御所桜」を買ったが 調べてみると 異名同種のものらしい。
同じ頃に咲いたので 並べて撮ってみたが ちょっと違うようにも見える。
「御所桜」は輪芯に見えるが この「中部月見車」は 梅芯のような感じ。
肥後椿協会に登録されている肥後椿で 江戸期からの古い品種。
花色も花芯も 「紅梅」の名に相応しい花。
大輪ということで 中部月見車より大きいが 同じ大輪の「綴錦」と並ぶと 小さく見える。
紅覆輪が美しい花。 紅覆輪は 花によって濃淡があり 紅無地の花びらの混じる花も咲いた。
紅覆輪の花は少ないようで 「酒中花」よりも紅覆輪の幅が広く かなり特異な品種らしい。
ネットで見た花は もっと紅覆輪がハッキリしていたのに ちょっと色が薄く 幅も細くて 残念。
Camellia hybrid 'Kogane-yuri'
C. chrysantha x Camellia hybrid 'Barbara Clark'
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バーバラ・クラーク と 金花茶の交配で生まれた品種。
植物園のツバキ展の会場前で買ってきた苗。
細長い蕾が付いていたが 新芽も細長い。 新芽の長さは 金花茶からの遺伝かしら。
「金花茶」の細長い芽
花色は もう少し黄色が濃いかと期待したが かなり淡い黄色。
江戸期の「草木錦葉集」に 「金王百合葉」として載っている古い品種。
細長く ゆるやかに反る葉の形が独特の椿。 花型も百合に似ている。
ツバキの葉の中では 孔雀椿と共に最も長い。
植物園のツバキ展の会場前で買ってきた苗。
やさしい色合いで 形はスッキリとしている。
京都 大徳寺塔頭の一つ 高桐院に原木が有り 「天津乙女」は元住職の義山老師のご命名とのこと。
Camellia japonica 'Iwane-shibori'
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濃紅色地 白斑入り 八重咲き 筒しべ 大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
たっぷりと大きな花で 白斑の分量が多く とても華やかな雰囲気。
Camellia japonica 'Beni-miyakodori'
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濃紅色 八重 蓮華咲き 筒しべ 大輪
焼津市に原木がある。
「赤春の台」と似た感じの花だが 「赤春の台」の方が「蓮華咲き」がハッキリしていて 花びらの隙間が広いように見える。
白、濃桃・桃紅、桃地に白覆輪・縦絞の咲分け、抱性の八重、散り性、筒・割しべ、中・大輪。
今年も 基本の花色しか咲かなかった。
木は 少しは大きく育ったが 五色に咲き分けるには 鉢植えでは無理なのかもしれない。
大きな梅芯の肥後椿。
撮りにくい位置で咲いた。 庭のツバキは雨で傷むことも多く なかなか綺麗な花を撮れない。 一輪だけ 赤花も咲いた。
品種名は不明だが 白地に紅縦絞り なので 「肥後日本錦」か「肥後京錦」だろうと思い 見比べようと「肥後日本錦」の苗を買って開花を待っていた。
ところが 「肥後日本錦」に咲いたのは 赤花だった。 がっかり。
もう一つ蕾が残っているので 期待している。
挿し木して鉢で育てている苗には 撮りやすい位置に咲いたが 花が小さく 花びらも傷んでしまった。
純白の八重。 (うす紅1)に似た中輪の ふっくらした感じの花。
この木は昨年チャドクガの被害を受けて 今年は花が少なかった。
画像は 鉢で育てている挿し木苗。
挿し木しておいて 本当によかった。
ご近所さんからいただいた挿し木苗を 鉢で育てている。
かなり濃い紅色で 花芯に特徴がある。 旗弁と花びらと雄しべが入り混じっている花や 真ん中にもう一つ花が咲いたように見える花などが咲く。
たっぷりと大きな花で 「百合絞」や「紺侘助」と並ぶと 一層大きく見える。
花色は 「紺侘助」ほど濃くない。
不老門の実生で 1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載っている古い品種。
不老門 : 白、八重、蓮華咲、筒・割しべ、大輪、別名霊鑑寺白牡丹
霊鑑寺さんの 「白牡丹」
花びらは 左右から内に抱えた樋状弁なので 盛り上がるように咲いている。
枝変わりに 白斑の無い「繻子重」という品種があるらしい。
「侘助」と名付けられているが 葯は正常でヤブツバキ系の品種。
花付きが良すぎて木が弱ることがあるらしい。 庭に植えるなら 日陰の方が育てやすいとのこと。
我が家の鉢植えも たくさん蕾をつけたので 半分ほど摘み取った。
「黒椿」と並ぶと やや赤味が強いが (紅 1)と並ぶと かなり黒っぽく見える。
1829年の「草木錦葉集」に載っている古い品種。 最近は もっと黒い品種も出ている。
蕾から松笠状に開く頃までは かなり黒く見えるが 開ききると赤味が強くなる。
光が強いと赤味が強く写るので 曇った日に撮影してみたが 目で見た色よりも赤味が強く撮れてしまった。
Camellia japonica 'Shibori-rôgetsu'
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白色地 淡紅縦~小絞り 一重 筒しべ 平開咲き 中~大輪
花色の枝変わりが出やすい。
「臘月 ロウゲツ」とは無関係の品種。
Camellia rusticana 'Otome-tsubaki'
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あちこちで見かけるありふれたツバキだけど 整った千重咲きは やっぱり可愛い。
Camellia japonica 'Chûjôhaku'
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白色 一重 平開咲き 輪芯 中輪
「中将白 チュウジョウハク」には 「関西中将白」と「中部中将白」が有るようで 「中部中将白」の説明には「時にクリーム色唐子咲きにもなる」 と書かれていた。
Camellia japonica 'Chûjôhaku (Chûbu)'
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何個所かで撮影しているが 私には区別できない。
Camellia japonica 'Ezo-nishiki'
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白~淡桃色地 濃紅色縦~小絞り 八重咲き 筒しべ 中輪
よく似た品種は多いが この品種は葉の波曲が強く よじれるのが特徴
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
成木になると 花色の変化した枝が生じやすく 白無地や赤無地の花も咲くようになる。
様々な色の花が咲く様子から シーボルトは「トライカラー」と名付けて 帰国時にヨーロッパに持ち帰っている。
白無地の花は「白蝦夷」 赤無地の花は「赤蝦夷」と呼ばれる。
「白蝦夷」に吹掛け絞りや小絞りが入ったものは 「都の錦 ミヤコノニシキ」
「赤蝦夷」に白斑がはいったものは 「錦重 ニシキガサネ」 と呼ばれる。
1681年の「花壇綱目」に載っている古い品種。
資料には斑入りとは書かれてないが この花はハッキリした白斑入り。
花の形は 間違いなく「松笠状」だけど・・・
「松笠」に白斑の入ったものには「鹿児島」があるのだけれど・・・
Camellia japonica 'Aka-suminokura'
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花びらの数が多く 花芯の様子は見えないが 割しべらしい。
このツバキの挿し木苗を昨年いただいた。
大きな新芽がふくらんできたので 蕾がつくかと期待している。
来年は我が家で 「二条城の赤角倉」を眺めることが出来るかもしれない。
1681年の「花壇綱目」に載っている古い品種。
何度見ても綺麗なツバキだけど 今回は白斑の多い花が見つからなかった。
Camellia japonica 'Hijirimen'
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赤、八重咲、中輪
霊鑑寺さんには 「縮緬」という名のツバキがあるようだけど 花期が合わなかったようで 花を拝見したことはない。
Camellia rosaeflora Hooker
濃桃色、6~9弁 花径3.5~4cmの小輪 花形はラッパ咲き
小さくて可愛い花は人気があるようで 霊鑑寺さんにも植えられていた。
霊鑑寺さんの 「ロゼフローラ」
Camellia japonica 'Nuccio's Pearl'
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桃色地 底白ボカシ 千重咲き 大輪 アメリカ
Nuccio's Nurseries(ヌチオ農園 カリフォルニア)の作出。
舞鶴自然文化園の「Nuccio's Pearl ヌチオズ・パール」
Camellia rusticana 'Kikuzuki'
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藤色をおびた濃桃色地 やや底白 一重 中折れ弁 長筒~ラッパ咲き 筒しべ 中輪
花弁は樋状に強く中折れし 咲き始めは星型のキキョウ咲き。
デンドロビウム ベイビー リップス アルテイシア
オーストラリア原産の原種キンギアナムを品種改良した四世代目の交配種
株の大きさの割には 花茎の数が少ないような気がするが とにかく咲いてくれた。
朝から晴れて日差しが暖かく 洗濯物も古土も よく乾いた。
鉢の土も乾いていたので 水遣り。
新しく咲いたツバキなどの撮影をして 花の終わった鉢と入れ替えて飾る。
我が家のツバキは残り少なくなってきたが 今日からは 植物園でのツバキ展の画像をアップ。
松花堂さんや浄安寺さんのツバキ展の画像も たっぷり有る。
我が家の鉢棚には限りが有るが 画像だけなら Picasa が無料で1GBまで預かってくれる。 去年の6月に使い始めてから ずいぶん沢山の大きな画像をアップしたように思うが まだ 913.7MB も残っている。 まだまだ続けられそうで うれしい。
Camellia japonica 'Yukimi-guruma'
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白色 一重 平開咲き 輪芯 中~大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
関東では唯一の白色輪芯種。
肥後椿のような姿だけど 関東のツバキ。
Camellia rusticana 'Beni-arajishi'
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紅色 獅子咲き 中~大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種
「荒獅子」に白斑のないもの ユキツバキ系
我が家の「荒獅子 アラジシ」
Camellia uraku Kitamura synonym : Camellia wabisuke 'Tarôkaja'
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別名 : 有楽
明藤桃、一重、ラッパ咲、中輪、早春咲、ワビスケ系
江戸以前の古種で 1739年の「本草花蒔絵」に載っている。
紅、千重・牡丹咲、内弁は小さい、割しべ、中・大輪
「横川絞」の紅花、1923年の「皆川椿花集」に載る 明治古種。
横川絞 : 紅地白斑、牡丹咲、散りしべ、中・大輪
Camellia japonica 'K. Sawada'
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白色 千重~バラ咲き 散性 大輪
日本産の種子から アメリカで生まれた品種。
Camellia rusticana 'Kyô-karako'
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白色地 紅~淡紅色縦~小絞り 唐子咲き 大輪
大きい外弁は二重ほどに重なって平開し 花芯には大小不揃いの旗弁が集まっている。
枝変わりの紅花を「大唐子 オオカラコ」という。
京都府立植物園ツバキ展の「大唐子 オオカラコ」
Camellia japonica 'Kwang-Tung Fen' ' Kwangtonfen ' Taiwan
桃色 千重咲き ときに列弁 中輪 花の中心が淡緑色
ネットで調べると 「乙女椿」に似ているらしい。
もう少し開いた花を見たかった。 花の中心が淡緑色というのも よく見えない。
安藤芳顕氏の「つばき」では 「九曲」などとともに「台湾のツバキ」に分類されていた。
花の説明としては 「ピンク 中輪 千重 ラセン咲き ときに列弁」 とのこと。
桃、一重、筒咲、筒しべ、中輪
雄しべは整った形をしている。 葉は波曲が強い。
「都鳥」の実生 と言われている。
都鳥 : 純白、八重、蓮華咲、長花弁、筒しべ、大輪
明桃底白、八重、抱咲、中輪
ふんわりとしたピンクの可愛い花で 人気のある品種。
照明が暗かったり 画像処理が上手くできなかったりで おかしな色合いに見えるのが とても残念。
Camellia japonica 'Yurihime'
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白色 一重 長筒咲き 筒しべ 大輪
ふくらみのある深い筒と肉厚の花びら
白花の一重筒咲き種の中では 最大の花
Camellia japonica 'Iyo-tairin'
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桃紅色 八重~牡丹咲き 割りしべ 大輪
愛知県丹原町の旧家に150年生ほどの古木がある。
桃・淡桃地、少ない紅色縦絞、牡丹・獅子咲、中輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載っている古い品種。
花芯には大小不揃いの旗弁が盛り上がるように集まっていて 色合いと共に やさしい雰囲気の花。
Camellia japonica 'Haru-no-utena'
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白・淡桃地 紅縦絞り 八重 蓮華性 筒しべ 大輪
1841年の「古今要覧稿」に載る 古い品種。
横から見ると 花びらの間に隙間があるのが この花の特徴。
1681年の「花壇綱目」に載っている かなり古くからある品種。
白斑の多いものほど 上花とされているとか。
三輪咲いた花は それぞれ斑の様子が違っている。
真ん中の花は 白斑がぼやけて量も少ない。
富山のツバキ園の温室でいただいた小枝を京都に持ち帰り 挿し木をしたのは五年前。
枯れずに育っていたが 蕾がついたのは今年が初めて。
ごく淡いピンクの花びらが開き始めて たのしみにしていたのに 宝珠に傷みが見え始めた。
もう一本 同じ花の咲いた挿し木苗があるが そちらの花は宝珠の基部が傷んで ポロリと落ちてしまった。
「宝珠咲き」なのか 何かの加減で花びらが開ききらなかったのか・・・ わからない。
葉の数は多く 元気そうに見えるが 根の吸い上げが弱いのかもしれない。
大きな蕾の中には たくさんの花びらが詰まっていて ゆっくりと開いた。
花芯から放射状に並ぶ花びらは 外から内に順に小さくなっているようで 整った形の花。
同じ「列弁」でも 「風車?」は 並び方が螺旋状というのか 曲線を描くような感じだけど この花は直線的に並んでいる。
蕾が三つ付いて 内一つは白花。 斑入りのツバキには 時折 斑のない紅花が咲くが 白花というのは見たことがない。
変わった花が咲いて面白い と喜んでいたが 本の説明には 「細めの花弁が中折れして、弁端は剣弁状に重なる」 と書かれていて 写真も ちょっと違うような気がする。
ネットで調べると 「細めの花弁」の花と この苗の花のように「丸みのある花弁」の花と いろいろあって よくわからない。
本で「似た花」として書かれている「迦陵頻 カリョウビン」に似ているような気がする。
迦陵頻 : 濃紅地雲状・横杢白斑、八重・牡丹咲、中輪
本の説明には 「割しべで 旗弁が混じる」 と書かれている。
真っ赤に熟した実の 一番大きな実と一番小さな実のタネをまいた。
大きな実には大きなタネ 小さな実には小さなタネ が入っているのかと思ったが サイズは同じで入っている数が違うだけだった。
左が大きな実で四つ 右が小さな実で一つだけ。
サイズの違うタネなら 違った株に育つかも・・・と期待していたのに ちょっとがっかり。
でも 折角なので 一応播いてみた。
サルサ ピンクモーンが伸びてきたので 先を切って挿し芽。
インパチエンスのポット苗を買ってきて プランターに植える。
1841年の「古今要覧」に載っている古い品種。
「椿花集」では 「呼子鳥」「稲負鳥」と共に 「三鳥」にあげられている。
花びらの間が透いている蓮華咲きで その形も 厚みのある花びらの質感も マグノリアの花に似た感じ。